漫画感想:賭博覇王伝 零 ギャン鬼編 第4巻

 この巻でちゃんと決着してくれた。展開も面白いので、今回は素直に超お勧め。是非読むべきだ。
 以下、印象に残ったところを並べて細々と感想を書く。微妙にネタバレがあるから未読には良くない。

・コンプリートエディション
 結局ポーカーからは離れなかったが、1巻で終わるものとしては十分な濃さを見せてくれたので良し。
・ジュンコのダーツ技能とドリフトテクニックは一級品
 ダーツは初戦が見るからに不正臭かっただけに意外。精神面こそ全然だが、磨かれた技能はあったようだ。
・先行権トラップ
 これで痛めつける気だったのは流石に読めた。解説できるほど実体を理解しててスルーって明らかにおかしかったからな。
・抜歯シーン
 よくもまあこんな綺麗に抜いたな。犬歯って結構根が深い歯じゃなかったっけ?魔女の館のラストでも思ったけど、握力とか色々強いな。
・戦慄の仲間フラグ
 数巻で終わるような敵キャラにしては異常にアクが強すぎると思ったが、まさか・・・?カイジが丸々一章かけて闘った村岡社長ですら、「ざんす」くらいしかあからさまなキャラ付け無かったのに。少なくとも再登場の可能性は多分にあるな。
・これだけ勝っても全然勝ち足りない
 普通に標や在全のことを考えての台詞だろうが、在全グループとの接触はまだ先ってことか?あと金庫のくだりの零は一部らしい振る舞いだったな。二部以降は最高に食えない言動が続いていたが、熱くなった時の言動はそれ程変わっていないみたいだ。
・次巻予告
 次はゴルフ編に近い、人助け重視な内容かな?いざこざの元はそれなりに悪党っぽいけど、裏社会のそれと称するにはささやかなものだし。
 まあ掛け金のスケールとかが戻るのは全く問題ないけど、今回は零に一定以上の実力で対抗できそうな敵キャラに見えないな。こう見えてもやり手なのか、それとも展開のメインは少年で、社長は瞬殺されるような噛ませなのだろうか。
 勝負テーマは麻雀と予想しておこう。敵のイメージ(社長+変な語尾)がデジャヴすぎるし、少年誌で長々麻雀なんて無謀なことするとは思えないから、スケールが小さい内に使うんじゃないかと。