感想:私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い! 第152話「モテないし(・_・)」

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残業まみれで漫画の感想まで手が回らない。でも今回はずっと溜め込んでいたうっちーの展開が爆発しているから触れておかないと。いや最近の話も十分物凄かったんだけどね…。

特記事項

扉絵

雌猫組がうっちー抜きで写真を撮っているというかなり不穏な絵面。

しかし、本編でうっちーが使ってるスマホカバーと扉絵で撮ってるスマホのカバーが同じっぽいので、うっちーのスマホでこっそり撮っているという可能性が浮かび上がる。ただ、みやちゃんが同じカバーを使っているのも明示されているため、実は雌猫スマホの共通装備って可能性がちらつくんだよな…。

まあ今さら本気でブラックな人間関係はやらなそうだし、みやちゃんのスマホである可能性は丁寧に潰してある(扉絵内で、本人が手に持っているから違う)から、素直にうっちーので撮っていると受け取っていいのだろう。

4回戦で待ってる

勝ち抜ける根拠が特に無いのに宣言する度胸は凄い。卓球部という、ごく当たり前に存在する強敵に普通に敗れる腕前なのに…。

著しく成長している私が空気を読んでやるか…

自分が不利になる方向のヘイト管理をアドリブで出来るやつはそういない気がする。それも女子グループが面倒くさい組織であることを散々認知した上での行動だから、かなり普通じゃないと思う。

自己評価が低いから自暴自棄な手段を取ってる…というわけでもなく、憧れと善意で切り出しているからなおさら凄い。これは著しい成長を自負しても許される。バレバレだったけど。

うっちー最近変すぎ

簡単にこれまでの出来事を振り返っているが、雌猫組にもこっちが関与した、ほぼすべての箇所で異常を検知していたことが発覚。薄々感づいてるような描写は結構あったけど、まさか5人で補完しあってコンプリートしてくるとは思わなかった。

凄いのは、体育祭の件をカウントしているところだな。確かにうっちーの内面が本格的に狂い始めたのはここからだが、この回のもこっちの行動はただ見ていただけであり、うっちーの方は顔面蒼白になっていたものの、チアリーディングの本番を間近に控えているという背景があったため、単に緊張していた、程度の認識で処理されそうな話。逆に正常なうっちーってどんだけ当たり障りがない挙動なのか気になるくらいだ。

うっちーと黒木さんの組み合わせって面白くない?

「友達としての好きだと思う」と一線引かれているものの、今回でうっちーは、もこっちへの特別な好意が周囲に認知されたキャラとなった。しかも応援寄りの勢力で5人も。

ゆりちゃんたちは距離で勝りつつも、ネモとゆりの間でやや争っている程度で、あまり周囲を巻き込む展開はしていない。これは別のベクトルで強力なアドバンテージを手に入れたと言えるのでは?他の雌猫が追加で蠱惑されない限りは。

この絵文字が!

うっちーにとってキモいとは、「クソゲー」とか「B級映画」とか、字面とは裏腹にポジティブな意味で使われることのある単語と同義だったのだが、もこっちにとっては致命的な愚弄ワードだったらしい。まあ1巻とか本当にキモかったからな…。図星であることが大きいのかもしれない。あるいは、キモいカテゴリで括られるというのは、最近のこみちゃんと同類みたいな感じにもなるせいか?あっこれは結構ヤバいかもな…。

何にせよ、もこっちが脳内と身内相手以外でここまでキレた言動を取るのは珍しい。「絵文字」はもこっちの脳内だけで熟成させてきたあだ名だから当然現実では意味不明の発言だし、涙目になって駆け出しているくらいなので本気だ。

言ってしまえば未知の反応であり、この後どう転ぶのか明確な判別がつかない。そもそも、もこっちは発言より心理描写のほうが圧倒的に情報が多いので、心理状態がほぼ常時フルオープンのキャラクター。それを覆した今回のオチは全体を通してもかなり特殊かもしれない。

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