感想：私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い！　第160話「モテないし謹慎最終日」

謹慎編終了。

特記事項

実際マジだと思うけど、つれない態度。しかし普段のやり取りからしてこんなだし、早朝で人気が少ないとはいえ、登校を嫌がらないあたりは良好な仲になってるんだろうな。全面的にもこっちに問題があったけど、かつては他人のふりとかしてたからな。

打って変わってすげー機嫌がいい加藤さん。話相手をパンパンはたきながら目茶苦茶笑うとか、もはや見たことないテンション。方向性が違うだけでうっちー並みに蠱惑進んでるんじゃないか？結局フライング逢瀬はしなかったようだけど、単に謹慎編自体にこれ以上尺使えなかったせいとしか思えない。

そして胸触ったか気になるさんも何か勝手にどんどん深化が進んでいく…。でも毛は流石に胸のように追及できないよなあ。追及できちゃったら、なんというか本物としか言いようがなくなるよな。

登場した途端に狂キャラってことになった校長。とりあえず母とオギーに挟まれてる時点でおふざけは無理だろ。

しかしここの瞬発力は物凄く、個人的には全編通してもトップクラスで面白いコマだった。

やたら鋭い切り返し。確かに問いただし甲斐のある発言。
親や学校に迷惑をかけたとか、3年にもなって恥ずかしいだとか、もっと当たり障りのないスカスカな言い回しはあるわけで、「”教室に行けなくて”つらかった」は、明らかに何らかの本音が前提に存在する。

そしてその答えは「友達に会えないから」。謹慎編の締めくくりはもちろんラストの方だが、こちらはこちらで、かつて自負していた「一人でも寂しくない強さ」をもはや失ったことを、遂に他者に明かした瞬間。ページ全体がギャグで流されているが、謹慎編の核心に触れているやり取りと言えるだろう。

しかし、もこっちに対する蓄積がない校長が何思ったかは知らない。案外「（友達……なめているな）」かも知れない。

すぐ前のコマでご紹介に預かってるね…。うっちーがこの反応となると、本当にもこっち度数の高い犬らしい。飼い犬じゃなければテイムしてそう。

いよいよ直球で裏切ってきた。この弁明は完全に出任せであり、実際は初日から連絡しまくっている。
今の展開で裏切り値を稼がれるととにかく目立つわけだが、まこっちは一体どこに着地するんだろう。

今こんなシーンやっちゃって本当のラストはどうすんだってレベルで最終話っぽいコマ。もはや複数のグループが自然に繋がるほどの人望を得ていた。
そして今回でようやく、もこっちは黒木家全員に安心される存在となった。ラストではないんだけど、決着つけるべきところは着実に埋まっていくなあ。