漫画感想:賭博覇王伝 零 ギャン鬼編 第6巻

 またなんか禍々しい表紙。

 タツキはまあ、前巻の次巻予告で感じた印象そのまんまの奴だった。御曹司にして飛び級でマサチューセッツ在籍ってことは、素性については天才グループの中で最強か。でも標には確実に負けるな。零相手で抜きつ抜かれつ負け越し気味なようでは不可能だ。身内に対する煽り台詞は面白いが。ただ、周囲が言う程嫌なやつって感じはしなかったな。自分の落ち度とかはハッキリ認められるタイプのようだ。
 ノリ的には次巻か次次巻で解決しそうな状態。この分だと多分貴光社長の思い出も必要になってくるだろうから、ある程度円満なオチが待っていそう。
 ただ、ここまでのアクションを通しても監禁勢力の気配が一切ないのが気になる。全身黒タイツで様子伺ってるみたいなキャラすらいない。爺さん生存説の根拠になってる以上、ここまで静かなのは逆に不都合なわけだが、どうなってるんだろうか。最後の最後に黒服引き連れた岡島専務が「ククク・・・」とか言いながらいきなり現れたりするのだろうか。