漫画感想:変則系クアドラングル 第3話「爆裂台風少女」

 2人目。2話まででは千野たちとの関係性が全く見当がつかなかった彼女だが、それは瑛二が学校事情に疎かったせいではなく、一巡目だと無関係に近い間柄の人物だったせい、という中々悲惨な答えが待っていた。敵対したら不味そうだと思っていたら、敵対した回の内に同情が入るなんて…。

 ところで、ゲームに負けたら青春やり直しそのものから降りるって言ってたけど、これって本当に瑛二が降りてたら東にも不利益が行かないか?「やり直しを降りる」というのは、未来から持ってきた記憶を失って一巡目相当の言動に戻る、ということになるのが妥当に思えるんだけど、瑛二がそうなったら害悪レベルで邪魔だろう。喧嘩相手達に土下座しに回っただとか、ここまでに行動を起こした記憶くらいは残るかもしれないが、そんな保証は特にないし、あってもレールを再び踏み外すなんてまだまだ簡単な話。色々な意味であんまり考えてなさそうだな…。残念な娘だ。

 後は3人目についてだが、男と断言されているということは既に参入しているわけだから、この時点で素知らぬ顔の雪彦は除外されるわけか。将来性を考えれば十二分にありそうだったけどな。
 とすると、やはり順当に考えれば有力なのは海渡くんなのだろうか。しかしその彼、「運命の相手と噂」って、微妙に頼りない言い回しの情報で武装されている。噂ならハッキリ「恋人」くらいまで囁いちゃってもいいんじゃないだろうか…。少なくとも、ただの知り合いとかに留まらない仲なのは違いないようだが。