チェスは結局反応に困るまま終わってしまった。魔法によるイカサマの設定が、ただひたすらにゲーム性破壊に振るわれたのは致命的ではないだろうか。今後のゲームも破綻極まったものが当たり前になりそうな空気は相当不味い。
かつてアニメ化されていた問題児が異世界からやってくるラノベは内容が極めて近い作品だったけど、あれは参加者が直に動いて戦うゲームがベースだったから、異能一つで流れが崩壊するようなゲームは基本的に無かったんだよね。魔法みたいな能力が出てきても大半は体格差みたいな個性の範疇に閉じ込めておけるから、根底のルールが揺らぐことはないという具合。
でもこっちの主人公にアクション系の対決は無理そうだから、この手の打開策は望めなさそうだなあ。次のゲームで無秩序の空気を払って欲しいところだが、どうなるか。