漫画感想:鉄民 第1話「はじまりの日」

鉄民| WEBコミックアクション
 新連載。ちょっとホラー寄り。

 ひたすら謎だらけの立ち上がり。セリフで言及されてる点以外にも謎は色々。

 まず、鉄民はあれだけ精巧なのに顔があっさり取れるという初歩的な欠陥があるのは何故か。最大の意義は単純明快なインパクトだろうが、作中視点で合理的な意味はあるのだろうか。あと鉄民(おっさん)が鉄民(実路)を襲ったのはなんで?不良品の処理も任務なのか、入れ替わったばっかの個体は知能が低いのか、はたまた彼ら同士でさえ見分けはつかないのか。実絽自身がそうなのを考えると見分けられないってことなのかな。
 電話の主は明らかに実路にターゲットを絞って裏側に踏み込ませているけど、これはつまり実絽にしか出来ない何かがあると踏んでいるのか?あとワザと実絽を拉致中の鉄民にけしかけ、自身はやり過ごしたと思える行為を最初にしてるけど、それだけできるなら鉄民の尾行とかも可能なのでは。「ぶっちゃけ何もわかってません」って相当とぼけてる?

 こんな感じでとにかくキリがない。ただ残念ながら現状だとキャラやアクションの魅力はいまいち望める感じがしないので、面白くなるかは謎の拾い方次第という印象だな。一先ずは話の作りこみに期待。