バーガンディの標的
冬美に定めたのは言動通り何となく胸囲で選んだのか、それとも真面目な裏があるのか。
まあ、変に勘ぐらずに前者で捉えておくのが現実的だな。ケリーの方は単純に戦闘の手応えで魔力の優劣を判断した風な様子だったから、パッと見でベストなターゲットが分かるようなスカウター的技能は恐らく無いだろう。加えてバーガンディ本人が凄いアホだからなあ…。
ジジイ
誰この爺さん…って一瞬思ったが、そういえば前巻の巻末にいたなあ。あのコーナーいつもはおまけ的な掘り下げに使われてるから真面目に記憶してなかった。すぐに絡んでくるとは。
アキム親衛隊の皆さん
早速懐まで入って暗殺の手を練っているようだが、すげー駄目そうな気がする。バレるとかじゃなくて、行動を起こしても無駄な気がする。
アキムって死体の寄せ集めがポルターガイストで動いてるような存在だから、毒を食らわせてもどうにかなる気がしない。魔界には舐めただけで即死出来るレベルの毒があるそうだが、それでも不安が残る。それにリーダーの能力も成立するのか怪しい。あの髪はアキムの実体の髪として認められるのか?
幸いリーダーはケリーが気になる様子で、特別な好機が来ない限りこれといった行動は起こしそうにないけど。…しかしここまでやられてようやく気づいたが、アキム関連の構想ってDBのセル編が下に敷いてあるっぽいな。
修行
前巻で出てきたアキム打倒案の一つだったが、正直割とスルーされると思ってた。スタズもウルフも表向きは能力が開ききった感じで、有効性が想像できなかったからな。
結果として魔力とは全く別路線な、肉弾戦の防衛術を学ぶことになったようだ。やっぱりアキムはどうにもならないけど、無能力のケリー達に距離を詰めるのは十分見込みがあるな。
ブラックリスト
無敵殺人鬼とジャイアンと緑化委員会。規格外の強さという括りで構成されているみたいだから、名称の危なっかしさに反して素行の良し悪しは一貫していないな。
どちらかというとまともな奴の方が多い感じだが、徒党を組めるかはかなり怪しいところだ。ジャックは大暴走必至だし、シュテインは想像される攻撃手段が全方位無差別攻撃だから…。どうやって運用する気なんだ?まあスタズ側は修行、暗殺側は様子見で状況が固まったので、次巻はこのまま答えが見れそう。
カバー裏
間違い探しっていうのは有効な攻略法があって、2つの絵で裸眼立体視するとほとんどの間違いを瞬時に見つけることが出来る。2つの絵を重ねた像として見ることで、差分に相当する箇所がチラついて見えるためだ。
…ちらつきゼロのくっきりな絵。裏を見る前にオチを確信することが出来て満足だった。