アニメ感想:龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 第3話「地上1000mの《遺跡》」

 1話からちょくちょく見た気がするけど、やけにテラリア好きだなこのアニメ。原作中にわざわざそういう言及があるのか、アニメスタッフの趣味なのか。前者の可能性は低いが、もしこっちだったらリリース時期的に原作者はPC版からのファンかもな。

 部長は何考えてるんだろ。好き放題出来る杖を手に入れたから新入部員を即効で裏切った…動機は万全だが、起こした行動は害意が皆無で不自然だ。殺害は流石に躊躇したとも思えるが、冒険部のことを忘れさせるといった穏便な無力化くらいは十分出来そうなもの。あの杖に制約があるらしいとはいえ、何かしらの報復対策はあったはずだ。それをしなかったということは、主人公たちに何かを期待して敢えて敵対の形を作った可能性が伺える。

 でもそういう作戦と仮定した場合、裏切りの逃亡をスムーズに演出できる七々々コレクションが引けるまで決行出来ないんだよな。宝箱を開けてから行動を起こすまでにかなり間があったから、この遺跡に杖があると予め知っていた訳ではないはず。もし「茶葉のいらないティーポット」みたいなお遊びアイテムが出てきたら、それで裏切るのは構図がバカすぎる上に主人公から逃げ切ることが出来ない。
 あと何より優秀な敵を作って狙える恩恵というのが検討付かない。そもそも新しく作らんでも既にそういう勢力は複数あるみたいだし。結局真意は謎だ。