漫画感想:賭博覇王伝 零 ギャン鬼編 第10巻

賭博覇王伝 零 ギャン鬼編(10) (KCデラックス)賭博覇王伝 零 ギャン鬼編(10) (KCデラックス)

 喜十郎編完結。私的にはもう惰性以外に買う理由が無い状態で、次の展開でも在全サイドの気配が無い場合はもう福本作品そのものを見限る予定だったが、ギリギリ希望が見える形となった。また休載に入るとのことだが、再開後しばらく様子を見ても勢いがちゃんとあるようなら零については考えなおそう。

犯人
 やっぱり社長か。流石に専務が候補から外れ、かつ香道の部屋での社長の振る舞い見てからは彼としか思えなかったな。にしてもお咎めすら殆ど抜きで許すのはどうかと思ったけど、まあ後味の問題でしか無いから別にいいのかな。

忠義者
 まさかの零の想像そのまんまの容姿。このシナリオで最大のトンデモ展開かも知れない。最早零は推理をトリガーに過去の事象を追体験的に把握できる少年漫画的能力でも持ってるとしか思えない。というか割りとマジにありそうだな。導も物事の終わりが見えるとか言ってたし。

在全
 ラストで登場。喜十郎とはお互い国内最大級の富豪なわけだが、関連性はそれだけに留まらなかった。
 2人は幼なじみであると同時に(ほぼ在前からの一方通行だが)強い因縁があることが発覚。つまり将来的には喜十郎もメインキャラとして本格的に闘うことになりそう。
 でもますますもってネタキャラ感が濃くなってるんだけどいいのかな…。実力的にも、零も出し抜き損ねたような奴が喜十郎とガチバトルして勝てるとは思えないしなあ。と言ってもクォータージャンプのあれは悪ふざけ気分で乱入したようなノリだったし、やはり特定のゲームで正式に闘えば本領が見られるのだろうか。