アニメ感想:六花の勇者 第10話「絶体絶命」

 六花の勇者としての旅が始まらないのに、主人公とのゴールインが内定したヒロインが一人。モーラが虚偽の伝達なんかしなくても、最終的に姫はあんな感じになるのかもしれない。フレミー出てからのアドレットは彼女にかぶりつきで、全く勝負になってなかったもんな…。ゴルドフが「何であんな会ったばかりの奴に肩入れを」と憤ってたのももっとも過ぎる。

 ひねくれずに見れば、アドレット、ハンス、フレミーの3名が潔白になり、残りは4人。凶魔は装置に振れなかったらしいから、その手の裏工作が有力だったチャモも確率は低いか?…敵対行動するなら直接殺りに来るキャラだから、そもそも論外に思えて仕方がないが…。

 後は、嘘を付いてまでアドレットを潰しに来たモーラと、おかしな言動ばかりの姫と、アドレットへの嫉妬以外何も出てこないゴルドフか。
 モーラはあんなんでも、一応彼女の主観としてはひたすらに最善を尽くしている。ゴルドフは唯一アドレットを陥れる動機があるけど、勇者の足を致命的に止めてまで実現したいような話では全く無い。この2人は、言動や掘り返したらなにか出るかも、程度の状態か。ぶっちぎりで怪しいのは姫だなあ。彼女だけは露骨に不可解な言動が多すぎる…。台座に八つ当たりとか、生存確認として自分の紋章をこれみよがしにゴルドフに見せつけるとか。
 でもやっぱり、どうやってアドレットが結界を作動したように偽装したかが出てこないといけない。まともな作りなら恐らく、もう目星は付けられる頃だと思うのだが。