浦上の正体は人とパラサイトが直感で見分けられる人材。本人の解釈的には猟奇趣味の賜物のようだが、パラサイトの冤罪で足がついて警察の手の内にいるということらしい。パラサイト問題に絡められている時点で冤罪そのものは晴れてるだろうが、余罪が出まくったんだろうな…。
しかしラストで彼や新一のそういう需要を真っ向から否定するようなシステムが。人々を当人らが気づかないままにスキャンして、人間のDNA組成を持たない物質を除外とかなんとか…。まあ絵面から察するに、人物の骨格データから純粋な人骨じゃないものを除外すると、パラサイトの寄生箇所は骨がゴッソリ消えるから判る、という感じらしい。
一見超技術による万全のシステムに思えるが、そうなら戦える新一は兎も角、ただの危ない人の浦上は本気で立場が無いことになる。お前新一にガン飛ばして「人間じゃない奴が入ってる気がした」とか難癖つけるためだけに出てきたのっていう。
そうは思えないので、やはりこのやり方には何か致命的な穴があるということだろうか。装置が大掛かりで使いづらいとかそういう次元じゃなくて、検査の有効性に関わるような何か。例えば、寄生箇所に本物の人骨を埋め込んで偽装する奴が出るとか?以前ミギーが他人からくすねた財布を体内に隠し持ってたことがあった気がするし、技術的には可能そうだな。骨も余ってるだろうし…。