アニメ感想:失われた未来を求めて 第9話「過去への扉」

 未来が失われた後の未来。佳織を失った天文学会は佳織母やPC研究部 (休憩シーンや佳織の人格移植シーンなどに出てる3人娘は5話のPC研と同一人物。人相が全員一致している他、EDのクレジットでも5話9話の双方に記載されている(名前は雪乃、月代、花子)。2次元恋愛主義な発言もチラリとあり、その際のセリフには例のイケメンAIキャラの1人「ヒロ」の名も。)をも巻き込んだマッドサイエンス的組織へ。帰国したため今回会話上にしか登場してないケニーすら帰国直後の動向には影響受けてそうな感じだな。
 誰も彼も片っ端から超有能なことが明らかになったわけだが、佳織のことがなかったら果たしてどんな未来を歩んでいたのだろうか…まさにこれこそが失われた未来なわけだが。

 しかし今回は今回で、1周目とは確実に違う歴史を歩んでるな。完全にゆいとAIユニットの存在が大前提で動いてる。奏たち自身もこれは疑問に思いつつも、AIユニットの出自に関しては半分お手上げな様子だし、最初のゆいにどういう経緯があったのかは謎のままなのか。結局全面的に奏たちが絡んでたのは変わりないと思うが…。まあ今回の流れがゆいの真実であると手打ちにすべきだろう。

 次回は再び高校時代の時系列に戻るようだが、今回に負けず劣らず混沌としそうだな…。3周目どころじゃ無さそうな発言やら、監禁沙汰になってそうな発言やら。如何にもクライマックスに向けての追い込み、試せることを総当たりしてそうな様相。果たして佳織が生きている未来は見つかるのか。
 「そんな未来は初めからなく、当然失われてもいない」みたいな結論だったらどうしよう。タイトルロゴの「失われた」に打ち消し線的なデザインが施されてるあたり、そういうオチもあながち否定できないよな…。