漫画感想:ムルシエラゴ 第3巻

 1巻2巻を一気読みしてから5ヶ月位経ったが、それでも冷めたりせず面白い内容だった。

あらすじを振り返る
 発売が大分前である2巻の中盤から始まった話なので、軽く振り返ってみる。
 まず猟奇殺人が複数件勃発。被害者の頭部の皮を剥ぐという特徴的な手法であり、過去に同様の殺人を複数起こしての逮捕歴があるお偉いさんに容疑がかかった。当時の事件は女性のみが狙われいたが、今回の被害者層は完全に不統一。この様子では身内にすら手を掛けると推測されたため、彼の唯一の家族である娘、凛子を黒湖に誘拐・保護させた。凛子はひな子と遊園地に送り込み、黒湖は事件の調査へ。まあ要点はこんな感じだろうか。

浅葱社長
 前述の容疑者。下の名前は尊(たける)。高周波ブレード二刀流おじさん。スピード・テクニックタイプ。猟奇殺人の逮捕歴はあるが、今は刑期を終えて立場上は潔白。それどころか起業の末、大企業「アサギ電子」社長という重鎮を勤めている。

 皮剥ぎ大好きというサイコ度の高さもあって中々の強キャラ。何でも斬れるブレードを活かして発射された弾丸も斬る。…いや、いくら皮剥ぎなんてトンデモなことしてても、こんな戦闘能力にはならないだろう普通。どういう経緯があったのか…。自社の技術の結晶である高周波ブレードを手にすることが出来たのが嬉しかったから、このスペックに相応しい使い手になろうとしたんだろうか。

 色々な面で良いキャラしてたけど黒湖には及ばなかったようで、言うこと言わされた挙句に死亡。ただしトドメの際、スナイパーの玲子ちゃんによって黒湖が妨害を受けている。しかし殺しが少し後になったお陰で更に社長から情報を引き出せたどころか、新しい仲間が得られる可能性まで生まれた。玲子ちゃんも黒湖相手なら問題ないと確信があって撃った様子。目的は謎だが、実質的には援護に近い?というか地味に脈がある?
 しかしやはり、ここらの短編は裏側に共通した大きな話が埋まっていそうな感じだ。

凛子ちゃん
 前回拉致られた社長の娘。正体はなんかもう今回の表紙でお察しだが、この件の真犯人。どうやら外見は母に似て美しく、内面は父に似てサイコで強キャラになったらしい。
 ひな子達と遊園地に行っていたが、男子トイレ内で一般人を殺害。その直後飛びついてきたひな子に反射的に斬りかかり、仕返しとしてバイクで轢かれて撃沈。アホらしい文面になったが、一応この流れのギャグ性は低い。
 流石に重傷なのでその後は入院中。普通に考えたら退院後も自由は無いだろうが、「私を超えうる才能がある。警察に潰されるくらいなら君が使ってくれ」という感じの遺言が社長から黒湖に託されたため、将来的に仲間入りしそうな雰囲気。まあ可愛いし、よく考えたら表紙になってるって地味に扱いデカいしなあ。1巻2巻が主人公とヒロインで。

警察の動向
 黒湖を監視している零課の面々。黒湖当人の危険性は勿論だが、彼女を登用するようになって以来、それに応えるかのように凶悪事件が立て続けに起きていることに疑念を抱いてきた様子。これもまた裏側の繋がりの示唆と言える。
 事と次第によっては組織体制に反してでも黒湖を排除する心持ちを明らかにしている。まあ、天地がひっくり返るようなことがない限り完全に黒湖の味方をする可能性は無いと思ってたけど元々。
 ただ、紅一点の君原ちゃんに至っては、殺害など法を犯す手すら厭わない心持ちになってきている様子。流れ的に、やはり彼女も超強くなるのかな…。現実的な戦闘能力じゃ、即返り討ちで黒湖に変なプレイさせられてほっこりして終わるだろうし。

刈安纒依・那々美
 かりやすまとい・ななみ。新キャラの姉妹。姉のが千代の大学の学友。
 妹の那々美はアイドルだが、枕営業を断って干されて以来新興宗教にハマっている様子。しかしこの那々美ちゃんのビジュアル、どっかで見たような…。本編見たことないから確信とは行かないが、ラブライブかな。まあ何でもいいや。取り敢えず黒湖の最新の目的は姉妹丼へ。

ヴァージナルローズ
 怪しい新興宗教。那々美がここにハマっていて纒依は困っている様子。黒湖は依存性繋がりで1巻の麻薬レスラー事件を思い出している。そう言えばサンデーの方でやってる推理漫画でも、同じような性質を思わせる組織が出てるな。こういうのは定番なんだろうか。
 組織内部はというと、構成員が美女だらけ。…薬物とか無くても主人公が最高に依存しそうな環境だ。果たして目的は達成されるのか。

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