大まかな流れはまあ分かった。ナインたちは非人道的な手段で天才児を生み出そうとした闇の計画の被害者で、これまでのテロ行為はその計画の存在を白日の下に晒すのが目的だったと。
でも面白くはなかったなあ。話の中核であるナインたちの動機は、世間的に見れば大義とも言えたものの、作中での実質的な性質は彼らの私怨。つまりこのシナリオを楽しむには、大前提として彼らへの思い入れを強くしていく必要があるわけで。
でもそれが個人的にはちょっと足りなかった。そうなると不殺とはいえテロ行為というやり過ぎ感が勝っちゃって、あんまりすっきりしない結末なんだよね。彼らへの入れ込みは流石にからっきしではなかったけど、正直なところもう2押しくらいは欲しかった。