アニメ感想:信長協奏曲 第10話(最終話)「二人の信長」

 あれま終わってしまった。ドラマに映画と後続展開がある作品だから、先鋒のアニメで完結とは行かないか。原作もまだ続いてるっぽいしな。

 改めて重要な部分の振り返りをするが、本作内における過去の歴史は、初めから未来の干渉を全て加味した状態で出来ていた。つまり教科書に載っている信長の動向や戦術は初めからサブローのものだったということ。典型的な鶏卵論を含有する形式だが、それは作中で触れてない限りどうでもいいこと。

 要約すると「未来人達が何しても大筋は史実通りになっちゃう」わけ。元の信長が光秀になった時からこの形式であることが決定的になり、興味が希薄になってきた。キャラの魅力の出し方は非常によく出来ていたけど、根本的に歴史ものはあんまり興味なかったからな。サブローの結末だけは強烈な興味があったので、それがアニメ上だと触れずじまいなのは残念。
 まあ今回の光秀の結論を見た感じ、やっぱりサブロー帰すために本能寺焼くのかな…。お巡りさんとヤクザは忘れたが、サブローは転落、弥助は落雷と、どうやら強いエネルギーが必要になるのは間違いないし。問題はどうやってその発想に行き着くかだが。