真面目なストーリーとしてはアシさんの漫画家やヒロインとしての前進で締め、最後にあまりにもあんまりな話を添えて終了。
…うん。まあ最後の話は愛徒がどういう方向性の変態なのかを非常によくまとめられていると思う。彼が自分自身のパンツから導き出した性格は「純真」。確かにこれこそがここまで彼の言動から度々感じられた、並の変態キャラには無い狂気感の所以だと思う。ただし作品評価的にはやらないほうが良かった。
全体としては凄く出来のいいラブコメだった。面白さの意外性は間違いなく今期ダントツ。
大まかな理由は、まず女の子のキャラデザや性格設定が魅力的なことと、そこから生まれる需要を満たす展開が集中していたこと。ほとんどの話を女の子達との踏み込んだ絡みや、サービス描写が中心に来る構成でやってたと思う。例えば本作にはブラニャーとかいうマスコットキャラがいたけど、アシさん回のついでにポッと出して、それ以降はメイン回はおろか展開にもほぼ干渉しないという正真正銘の空気を務めた。とにかく無駄がない。
それと、主人公がやたら笑える異常な馬鹿キャラな上で、そのキャラを保ったまま決めるところは決めていたところも大きいな。主人公が多方面で魅力的だとやっぱり作品として強い。まあ最後の最後で手綱が切れちゃって大惨事だけどね。