漫画感想:ジョジョリオン 第7巻「キング・ナッシング」

ジョジョリオン 7 (ジャンプコミックス)ジョジョリオン 7 (ジャンプコミックス)

 前回の停滞感を一気に払拭する内容。面白かった。


常秀の言動
 明らかにおかしい。ほとんど妄想しか発言していない。極めつけに唯一錯乱のない正確な発言が「康穂ちゃんと公衆トイレに行った」という犯罪臭というか実際犯罪だった行為の振り返りという酷さ。
 でもスタンドでどうこうされたとかではなく、本当に殴られたのが効いただけのようだ。害は無いどころか、学校完全にすっぽかしてたらしい定助をごまかしてくれたし。

憲助の正体
 取り敢えず今のところは敵じゃないようだ。少なくとも、1巻で写真の撮り方に拘っていたのは写真の親父を意識した能力を思わせるブラフだった様子。
 でも定助が大弥に絡まれてた時の心理描写を思い返すとなあ…。虹村さんに潜伏されたりしているのもあるし、今回の描写だけで全て信用出来るかと言ったらちょっと考えもの。仲間なら良いなとはとは思うのだけど。

 能力は臭いを元に対象を追跡する能力。7巻サブタイトルのキング・ナッシングが正式名称。細かく分解して色々なところに潜り込めるなど、大まかな性質はハイウェイスター後期に近く、やってる展開はムーディブルースに近い。
 まあ、あまり敵っぽくはない能力。単独なら常秀の方が能力も定助への当たり方も数段怖いな。

八木山夜露
 触れた相手に何らかの同一物体を集約させる能力。石やら栗やらがどんどん遠くから集まってどこまでもめり込んでいく。引き寄せ対象は破壊しても破片となってパワフルに突っ込んでくる。殺傷力・脆さ・多さが揃った物体ほど危なっかしい。対抗策は閉所に閉じこもったりして遮断するか、対象物をある程度無害な形状に加工するか、能力の射程外に出るくらいしかない。
 バステト女神に性質が似るが、任意の物体を引き寄せられたり、能力の貼り付けが楽な分根本の凶悪性は数段下がっている印象。

 扉絵にスタンドの全体像らしきものがあるが、本編中では全く出てこない。一応人型ではあるのだがそんな強そうじゃないし、能力で攻撃するよりはずっと弱いパワーということか。

 あと本体自身にも体質があり、生物でありながら岩の性質を持つ岩石人間。ただ岩になれるだけでなく、近い性質の物体に質量を無視して潜り込めるものと思われる。
 これなら初登場が唐突に壁から出てくるというものだったり、定助憲助が散々景色に目を配っていたのに、いきなり岩が増えたりデカくなったりしてるなんて頭脳がマヌケな光景が見つからなかったのも納得がいく。

 体が木のようになる病を抱えた東方家との強い関連性が当然伺えるし、明かされる身の上も怪しさ丸出しなので、相当核心的な謎を握った重要人物になりそうだ。能力自体は岩石化込みでもそんな強くないから、能力の進化でもない限りラスボスとかではなさそうだけど。
 ちなみにこの能力は明らかに2部のカーズを意識したキャラ付けだが、この観点から大物キャラと考えるのは早計だろう。アホとして描かれたマジェントにも割り振られたネタだし。

 しかし、目と口からラップ出してたアレは何だったんだろう…。原理不明のまま放置されるいつものパターンか、それともまだ他に何かできるのか。

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