結構な重量感を感じる真剣との剣戟に耐えた超竹刀。何故だろう。
まず初戦の終わり際に千切れた時繊維が飛び散っていたし、後のほうでヒロインの竹刀借りて同様に戦っているから、カーボン製だとか素振り練習用の鋼鉄製スポ根竹刀みたいなオチではないな。極普通の竹刀と見ていいだろう。
次はやはり魔法が怪しいのだが、主人公のそれは回避魔法とか言われてて関連性が感じられないし、そもそも現実世界で魔法使いに魔法当てるのは駄目らしいので、魔力を纏わせて頑丈にするみたいなよくあるアプローチだと初戦の小手打ちで血を吐いてそうだな。
となると、相手の剣はただ重いだけでコスプレ小道具級のナマクラだったのだろうか?何か残念そうな感じの人だったからこれはちょっとありそうだな。
ちなみに聞いた話だと、原作だとそもそも竹刀では戦っておらず、戦いの場を学外まで移した果てに真剣を手に入れて応戦したらしい。つまり真相としては、展開カットの都合で真剣が出せなくなったのにまんま対等な剣戟シーンを入れてしまったということかな。
まあ一番突出していた要素は竹刀だったが、他も中々に凄かった。いきなり発砲されてもそれ程驚かなかったり、なし崩しに魔法使いが増殖したり、どうしようもない凡ミスで敵が自滅したり、いきなり豊胸したり。勢いはかなりあるので、あまり固く構えずに見ていけば面白いかな。