感想:IDOLY PRIDE アイドリープライド 第10話「自分だけじゃ辿りつけない場所」

この人が私の父親

  • 朝倉
  • マジか…アニメ本編だけだと印象薄いが、本作はライバルユニットも主要キャラの扱いで行くっぽいから、ペラペラな設定では無いだろうとは思っていたが。

でも三枝がバンプロから離れた理由はこれではなさそうだな。詳しい経緯がわからない以上、この件を朝倉社長の闇と考えることはできるが、家庭を捨てた朝倉を嫌って離れたと推測するには、両者が不仲には見えない。というか原初の関係性は部下と上司じゃなくて同期だから、寧ろ退社後に連絡取り合うくらい仲良いっていう。

じゃあ朝倉にまだなにかあるか、リズノワールか、姫野?リズノワールの可能性はかなり薄いな。関係は良好どころか、取り返すために星見市でライブしたり、逆に星見プロに移籍しようとしてくるくらいだし。

消えそうな麻奈

  • 麻奈
  • さくらが麻奈の意思から独り立ちしたためか、牧野の担当アイドルが自分に代わって頂点を掴もうとしているためか、日に日に衰弱していく麻奈。今回で消滅は避けられたが、時間の問題に見えるな。

ライブ2連発

  • トリニティエール ライブ
  • ここでデビューシーン以来の完全版ライブ。敵味方で両方。これはつまり、同等以上の重要性を持つ残りの4ライブも完全版でやるのがほぼ確定ということだ。一応、負ける側は飛ばされるリスクがあるけど、今回未満の構成にしたら誰も納得しないのでまず無い。

あとデビューライブ時にあった、3Dモデルパートがカクカクしてた現象が直ってるな。「手描き作画の背景と合わせることでFPSが手描き側のFPSに落ちている」みたいな理屈を聞いたが、じゃあ今回は2Dとの合わせ自体を無くしてるか、2D側のFPSを上げてるから解決とかそういう感じかな?まあとにかく安心だ。

ここでも…新曲!

  • ここでも新曲
  • 決勝以外で2度も新曲使うのはトリエルからしても異質なようだ。当然か。準決勝で新曲なら決勝も新曲だろうし、つまり3度も新曲を出すわけで。

曲は金さえかければ用意は可能だろうが、いいものにするには時間が要るし、何よりレッスンの問題がでかいからな…。AI判定は完成度に対して相当厳しいだろうし、かなりリスクの高い行為だ。勝ち負け以前に、やってのけた時点でもう並のアイドルじゃないのだろう。

勝敗のゆくえ

  • 勝者サニーピース
  • まあ、先出しされた片側は勝つ。いきなり負けて月スト側が空気重くなったり、両方負けて決勝はバンプロ対決とかは奇抜すぎる。

問題は次で戦う月ストだ。負ける可能性はある。

リズノワールは未だに追加メンバーの愛とこころが登場せず完全体になってないし、姫野Pも得体が知れないし、何より1話の冒頭は10人で同じ規格の衣装を着ている。麻奈の消滅問題が最悪ここで関わってくる可能性も。尺的にこれら全部入りは流石にないだろうが、とにかく要素が多い。

あとサニピ対月ストをやったとして、納得行く形で白黒付けるのは難しすぎるという問題もあるな。「AIの判断能力を超えて引き分け」は王道だが恐らく不可。

先日、ネクストヴィーナスグランプリの設定資料が公開されたのだが、「 何らかの理由によって勝者が確定しない場合はVENUSプログラム規約に則る」とある。

肝心の「VENUSプログラム規約(つまり基本のライブバトルルール)」が謎なのでこのくだりは結局謎なのだが、引き分けを許すものではないだろう。トーナメント形式のグランプリでそんな判定基準をわざわざ引き継ぐはずはない。

ちなみに上記資料は「遙子さん17歳と、遙子さんのデビュー以前から売れっ子のリズノワールは、どの面下げて新人アイドル用のグランプリに出てるの?」問題に対する回答も含まれているので必見。

褒めてもらえた

  • いいライブだった
  • 勝負には負けたが、「父に褒められたい」という瑠依の本質的な目的は果たされた。瑠依にとって重要なテーマに思えたけど、例によって1話で片付いたな…。まあ前兆自体は以前の回であったけど。

あと前述した「朝倉にまだなにかあるから三枝が離反した」線はここでだいぶ薄くなった。周囲に見限られるほど冷徹な人間は普通、記録より物語だとか言わない。じゃあなんだろうな。まさか姫野を本当に割と掘り下げるのかな?リズノワール周りで動きそうな要素はマジで山積み。どうなるのか11話。