アニメ感想:キルミーベイベー 第7話「ぶんかおてだま できばせん」

 やっぱりオリジナルだらけな回だった。だが根本のハードルが低いので、オリジナルでも原作と相違ない水準で展開できている。新鮮味も相まって、今回は凄く良かった。
 寧ろ文化祭ネタはちゃんと本番までやって欲しかったくらいだ。一応次回以降にやる可能性もあるけど、原作同様1話でひと月は進んじゃってる感じだから望みは薄そう。
 多分、文化祭という話の規模に対してキャラが少なすぎて、展開させるのが困難だから避けたんだろうなあ。体育祭も種目自体の描写は一切してないし。

 没キャラが再登場したが、今回は完全なオリジナルエピソードに登場を当てられたお陰で蛇足感は薄かった。あの分だともうちょっと登場機会を得られそうな気がするが、メインキャラと接触できる可能性が全然感じられないな。今回は邪魔な感じがなかっただけ、なんか可哀想に思えてきた。
 正直、あぎりさん以下の登場頻度とかなら(年1とかになるが)、今からでも原作で使ってあげてもいいのではないか・・・遅すぎるか。4年も経ってんだもんな。正式に名付けることすら憚られる気がするね。

 それと今回のオリジナルで、ソーニャちゃんには他の友だちがいないとほぼ明らかになってしまった。まあ、それ自体は言動や気質から想像に難くなかった。見りゃ分かる。「私に関わらないほうがいい」みたいなテンプレ台詞さえ初期にあったくらいで、能動的に交友関係を広げる気がどう見てもないのだ。
 が、こうなるとやすなの存在が益々謎になる。一体如何様にして、取り付く島もないような彼女と、本職を知れるほど密接な関係(描写や常識的に親交の深まりが先)になったのだろう。
 やっぱり猛烈につきまとって、あまりのウザさから脅しで明かしたみたいな軽い感じなのだろうか。でも原作初期のやすなってウザ系の人間じゃないんだよなあ。ソーニャの方がボケ寄りに見えたほどで。まあ何でもいいや。

 来週はいよいよ、アニメが始まる前からAA化されていたらしいあの話が来そう。予告絵は完全にそれを指しているし、タイトルにもらしい言葉がある。まあビジュアルが先行してるだけで、話自体は特別面白いわけでもないんだけどねあれ。
 しかし予告絵がギャグ方面に動いたのがちょい残念。それよりは他の3人を出してあげて欲しい。今回はお手玉をぶん投げるやすなとか、本編で可愛いカットが素で多かったから良いけど。