アニメ感想:キルミーベイベー 第6話「へそからくりでてるごおり」

 今回は全部原作準拠だった。いや、ただひとつ「プール入ってない」というくだりは改変だが、これはアニメ版の構成上しょうがない。本来主張したものは、アニメ版だと年内にやってしまったことだからだ。
 まあしょうがないとかそういう以前に、プールネタのほうが面白かったから何も問題はないが。あれに突き落とすソーニャちゃんは冷酷すぎると思うけど。

 他の流れは今更感想を書くにも困るくらい原作に忠実。困るといっても悪い気分ではないが。
 何か触れるとしたら、こけしのナレーションで不意を突かれたくらいか。一体誰があんな所に台詞入れようなんて考えるんだろう。

 停電のシーンで確認できる、クラスの規模が非常に小さいことから「舞台は田舎ではないか」という見解が結構多く出てるように感じたけど、原作3巻の意味不明な付録だとやすなは「都内の女学生」ってことになってるんだよね。都内ということは東京都内。でもクラス規模の小ささは現実だし、海とか森とか結構な自然に徒歩で気軽に行くんだよな。謎だ。

 そして次回予告のやすなはどんどん過激になっていく気がする。凄くいいことだが、かなり行くとこまで行ってる気もしてこの先どうなるのか心配だ。
 あと次回はかなり高い確率でオリジナルが入るね。次回予告とは別方面で刺激的なものを期待しておこう。

 ところで、EDのダンスは1巻オマケのパラパラマンガが元なんだけど、あれパラパラマンガとしては明らかに破綻してる(前後のモーションがほぼ全く繋がっていない)んだよね。そこに「君の手でアニメ化だ!」という触れ込みが付いてたあたり「アニメ化はありえない」という当時の自虐ネタだったのだろうが、結果的にあのダンスすら整合性のとれたアニメーションにしたアニメスタッフは何かヤバいと思う。
 ちなみに先月発売の4巻にもアニメ化記念のパラパラマンガが付属しているが、こっちはちゃんとした造りになっている。内容は何を思いながら作ったのか分からないが。