漫画感想:桜Trick 第1巻~第3巻

桜Trick (3) (まんがタイムKRコミックス)桜Trick (3) (まんがタイムKRコミックス)

 女の子可愛いし、ギャグがある程度楽しめそうだったんで既刊を全て購入。感想部分は多かれ少なかれネタバレが入るんで注意。

作品について

系統

 まず構成は4コマ漫画。ただし時系列はループ要素なしで着々と進み、常にある程度の物語性と話の明確な前後関係があるので空気系の類ではない。学園ものの百合ラブコメという解釈が妥当だろう。
 個人的にきらら4コマで一番馴染みがあるのがAチャンとキルミーだから、こう初めから着実に進んでいくのは少々驚き。でもMAXのきんモザもあっさり進級したようだし、キャラット以外のきらら作品だとそんな珍しくないのかな?この辺の姿勢にもきらら系がやたら派生している所以があるのだろうか。

4コマとしての面白さ

 起承転結させる意志とある程度のギャグセンスが感じられる4コマはだいたい良いものだと思っている。逆にコマ割りが何故か4コマってだけの作品は猛烈に心が折れる。
 この点、この作品はかなりちゃんとやってくれている。可能な限り順当に起承転結を持たせており、作風が作風なので変態系のネタも平気で使ってきてパンチ力もある。取り敢えず4コマとしての満足度はそこそこにあった。

 が、全部の回で必ず展開するラブシーンは別。これはまあ良いには良いんだけど、4コマとしての面白さは大体吹っ飛ぶ。それも大抵は春香と優でキスがどうのこうのって感じでおおまかなパターンも縛られているから、正直この辺のやり取りはそんなに記憶に残らない。
 でもその前後や平常時にちゃんと笑いを取ってカバーしようとする気概は感じる。特色だからどう転んでも仕方ない、で済ませられる程度には。

感想

 前述のとおり、前提としてネタバレが入るので注意。

男子生徒

 話には聞いていたが、本当に出ない。テスト勉強の回に端っこのモブとして1回、体育祭実行委員の回に会長の付き人的な位置づけで1人端に、文化祭の回に漫才をやっている光景が1回。で全部な気がする。他はもう記憶に無い。
 どれも意識しないと読み飛ばしてしまう程度の露出だから、たしかにこれは共学と気づかなくても本当に無理ないな。男子は隠密訓練が必修科目とかなんだろうか。

3巻時点の進行状態

 丁度最初の1年が終了するところまで進む。…美月会長が退場オーラ全開で辛い。卒業と言ってもただ大学生というポジションに移行する程度だろうと高を括っていたら面食らった。

 春香に告白して望む応えが得られず、吹っ切れた空気で副会長と仲睦まじく県外の大学って、キャラクターとして完結しちゃってるよこれ。下手すりゃもう二度と出てこないんじゃないかってくらい。
 まあ流石に登場はまだしてくれるだろうが、少なくともレギュラー同然に出るような光景はもう拝めなさそう。春香ちゃんが姉妹まとめて傷物にしてしまえばいいのに…。まあ恐らく同性愛以外の要素は恋愛ものとしてちゃんとした幕の引き方にする方針なんだろうな。

 巻数的な見積もりをすると、単純に高校生活の尺で考えるとあと4~6巻くらいは普通に続きそうな状態か。アニメが終わった途端釣られるように完結で悲しくなったりする心配は無いだろう。彼女らの特殊な恋愛模様の行方をじっくり楽しませて貰うとしよう。

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