今ならまだ始まったばかりで、特に痛い取り逃しもなく開始可能なのでおすすめ。
結論はこれで終わりだが、特筆すべき要素も色々触れていく。
特記事項
アニメ調3Dキャラクリエイト付きハクスラ
- この条件を満たしてるゲームってそうそうない。キャラ萌え要素を備えたハクスラならPCフリゲとかでゴロゴロ見るが、3Dやキャラクリは無茶な要件。3Dハクスラは洋ゲーの得意分野だが、グラフィックはリアル調。ラストイデアはそういう需要にスマホゲーで切り込んできた意欲作。
ただし、新ジャンル開拓に貪欲なはずのスマホゲー界隈が手を出さずにいたのは、相性が悪いため。ハクスラはガシガシ戦ってレアアイテムを集めるゲームだが、スマホゲーの基本ビジネスであるガチャと噛み合わないので収益性に大きな問題がある。
- 現状はスタミナ関連、特に最大値と自動回復速度に一定期間補正をかける継続課金がメインという感じだが、これが上手くいくかはまだ未知数。そもそもスタミナ制もハクスラと相反する要素だし、将来性の観点ではちょっと怖いところだな…。
ゲーム部分の作り込みは文句なしに優れているが、それが報われるかという話になるか。というかなんの制約もなく順当にガチャとかあるゲームも結局はそういう話になってくるけどな!
手軽なマルチ要素
この手のゲームは他プレイヤーのキャラビルドや装備を見るのも大きな楽しみになるものだが、それらを活性化させるため、マルチはかなりライトに仕上げてある。
- 難易度と周回数を設定した部屋を立てるか探すかして、部屋に入ったプレイヤー全員が準備完了ボタンを押せば開始。部屋ではスタンプで挨拶する程度のこういうはあるが、戦闘中はほぼ無い。というか安全な難易度の場合、戦闘はフルオートで全部済むので開始後は寝ててもいい。
分不相応過ぎる難易度に参加してキックされるとか、参加者をやたら厳選する部屋主だとか、そういうのは流石にあるが、極めて手軽。
ストーリー序盤はやや忍耐が必要
ぶっちゃけると序盤のストーリーは導入の大変さを加味した上でもつまらなかった。代わる代わるキャラ紹介、という感じの簡素な展開が延々続いて薄い。
- しかし2章終盤から徐々に込み入った展開をするようになり、紹介程度の登場に終わったキャラたちも再度活躍しだして見どころが増えてくる。
- GWのアプデで実装された呪詛イデアのサブシナリオは打って変わって全面ギャグだったが、これはこれでやたら気合が入っていて面白かったので、本筋だけでなくイベント等の脇道シナリオにも期待したくなる。
ただ、クリアしたステージのストーリーを見返す手段が現状無いのはどうかと。戦闘中の会話ですら重要な設定が語られることがままあるし、基本的にフルボイスだし、一部のシーンではイベントCGやアニメまで使われているのに勿体無い。まあこういう意味でも、序盤からしっかり読んであげることをおすすめする。
新入り(主人公)のキャラクリは好みに素直に
- 特に性別。女の子が好きなら素直に女の子にしたほうがいい。本作は武器と防具が外見に反映される仕様で、更に見た目用の装備を別途設定すること(本来は鎧を装備中だがTシャツ姿にするなど)が可能。そういうわけで着せかえは完全にメインコンテンツの一つ。着せ替えて楽しいキャラにしておくべき。
一応、性別以外の外見変更はアイテムが必要ながら可能、性別変更は不可能だが、サブキャラか何か?の形で実装予定があるらしい、という状態。まあ気軽には変えられないので、初期設定はそれなりに慎重に。