夢喰いメリー (12) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
最近の巻は長い話がずっと続いているイメージがあったが、今回はコンパクトにまとまった内容で読みやすかった。
メロンブックス特典のペーパーフォルダファイルは開いて伏せるとこんな感じ。上下はこれで合ってる。正式名称は「ザラピカペーパーファイル」だそうで、手触りは結構良い。
とらのあな特典のイラストと同様に蜘蛛の巣があるが、まあ本編を読めば分かる。ただそれや上下逆なのとは別で何か違和感があると思ったら、このメリーちゃんは目元の模様が無いな。
杏莉
ZINのイラストカードにもいたキャラ。漫画家の卵。
才能は極めて高いが、読み手の顔色を窺った作品ばかり描いていて編集からGOサインが貰えないでいたらしい。作成ペースと作風の幅が超人的なので、普通なら蹴られないどころか大型新人扱いだと思われるが、編集がそうしなかった理由はちゃんと最後に触れられている。一応この巻でひと通りの役目は終えた感じだけど、蓮や由依達と接点が深いので、今後もちょくちょく出そう。
蓮
新しい仲間。中三変態狩人。電気(電機?)属性の夢魔が相方。
相方の夢魔と合体して戦える。その理屈は語られていないし、具体的にどうパワーアップしてるのかも謎。少なくとも元の夢魔が小柄だから、体格は相当強化されているが。
…夢路がこの能力羨ましがってるけど、技術的に真似できるとしても他の夢魔女の子しかいねーから多分ちょっと無理じゃないかな…。
白儀
相変わらず読者に対して隠す気は感じられない。しかし決定的な結びつきや、やってることの実態が掴めないまま。
ただ、「欠けたものを埋めるために夢路が必要」と言っている。彼の右腕にでも用があるのだろうか。
この巻を見た感じでは、彼のターゲットのエピソードを別個で消化しつつ、徐々に正体に迫っていくのだと思われる。確か以前もあった形式だったかな?話自体はちゃんと単体で面白くまとまっているし、ちょくちょく予想しつつ気長に見ていくのが良さそうだ。