特記事項
Cleaskyのシナリオは、ユニットや曲になぞらえた友情ドラマ撮影。ユニットのテーマ探しをしていたミリシタのイベコミュとは完全に別の内容で、後日譚的な話になる。
収録前後のやり取りが存在するため、終始演目パートだった昏き星と比べると緩いノリ。
ミリオン島
ドラマのロケ地で、とりあえずアイマス世界上には実在している島。明らかに不自然な名前だが、フェリーで来れるらしいので国内の離島。そもそも海外ロケになるようなドラマじゃないし。
恐らく美璃音とか魅裏怨とか、何かしらの当て字があるのだろう。わからないから記事中では「ミリオン」にするけど。
自然豊かな島で、名産品は「ミリオン牧場プリン」、つまり牧場がある。
また、こちらはドラマ中の発言だから事実と異なる可能性はあるが、商店街、スーパー、映画館(ラインナップも最新)すらあるらしい。歩けば身内や知り合いにあっさり合える程度には狭い島らしいが、現実の離島と比べると極めて豊か。っていうか、下手な現実の田舎より栄えてる可能性すら…。
東京のお友達:野々原茜
エレナの東京での友達。名前はそのまま茜ちゃん。
「東京の友達なんだから東京にいないとおかしい(=島内のシーンに出番があるわけない)」ということで、ミリオン島でのロケからはハブられた。
ロケ前の電話と、ラストにエレナが東京へ帰った後のシーンで登場。ただ撮影自体はミリオン島内の撮影をもってクランクアップとなっているので、茜ちゃんとか東京関連のシーンは島に行く前に撮ったようだ。
転校生:島原エレナ
名前はそのまま島原エレナ。役がやや受け手の存在である関係上、性格というか感性は少し常識人寄りになっている。
両親の都合で、東京からミリオン島にやってきた転校生。突然田舎すぎるミリオン島に連れてこられ、友達もリセットされた状況に辟易するが、美也とのふれ合いで思い出を築いていく。
父:菊地真
エレナの父親。ミリオン島は故郷の様子。彼も下の名前は役者と同じ真。ということは島原真。
エレナには基本的に名前で呼ばれる。まあ、親との距離感が友達感覚の家庭とかあるらしいし、そんな感じか。
激務から過労で倒れるような事が多く、その関係で妻との関係が冷えてしまった。そのため一旦距離を置き、故郷で静養することにした。エレナも連れてきたのは、妻を1人にしたかったため。というのが今回の経緯らしい。休職してまで別居しているので、このあたりの事情はかなり重たいものとみられる。
妻は描写上に登場しないため配役なし。確定させたら何か揉める気がするせいか。
ちなみに真自身はこの役イヤだったらしい。上の設定云々ではなく、もちろん男役だから。まあいつものこと。
ミリオン高校
ミリオン島の学校。エレナが教室にいるシーンで結構ガヤガヤ言っているので、田舎ネタでよくあるような小規模学校ではない。エレナも特に様相に関する感想を述べていないので、割と普通な雰囲気の学校のようだ。
担任:徳川まつり
ミリオン島の学校、ミリオン高校の教師、エレナのクラスの担任。教師なのにフリフリのファッションらしい。美也達の映画撮影にも協力するが、大体ちょい役。
島のお友達:宮尾美也
名前はそのまま宮尾美也。性格もそのまま宮尾美也。全面的に宮尾美也。
何かとエレナに懐いてくる。父親は真の知り合いらしい。
エレナと映画を見た時の感想は中々のポイント。陳腐な友情モノでありながら感動して泣き出すのだが、主要人物の友情だけでなく、作中の風景にまでアンテナを張った感想を述べている。エレナにばったり会ったからノリで見始めたのに、ここまで真摯に視聴してるのは中々凄い。
映画に感動して映画撮影を始めるが、内容に対するエレナ達の言及や、完成品がミリオン島映画館で上映された点からすると、それなりに本気で作ったらしい。タイトルは「Cleasky」。
感想
かなり良かった。ほんのひとときの間に育まれた、一生ものの友情がテーマなので、ドラマCDの尺でも話が綺麗にまとまっている。昏き星にもこういうまとまりが欲しかった…。
あくまでドラマだが、登場人物のキャラクターはほとんどがそのまま。演技ならではの独特な一面を楽しむ、という観点では劣るが、非常にとっつきやすいのが魅力だろう。全体的におすすめできる良作。