メロンブックス特典
コトネとしずくのいやらしいポスター。凄くいいんだけど上手いこと飾る手立てはまだ持ちあわせていなかった。残念だ。
特記事項
進行状態
表紙や進行ペースから分かりきっていたと思うけど、今回で時系列は卒業式まで進み、2年生編が完結。
次巻からは遂に最終章か…。無論、春香たちの卒業が作品の終わりとは限らないのだけど、廃校設定の意味合いとやめ時が薄れてくるから、大学編は多分ないだろう。
そしてメイン3組の抱える課題と関係性は、きっとこの1年ですべて決着が付く。スミスミ会長卒業時点で相当おセンチな空気なんだけど、もっと凄いことになりそうだな…。
柚と楓の接近
まさに押して駄目ならなんとやら。この2人は友達付き合いの距離感でベタベタしすぎていたため、逆に一旦断ち切って存在の重さをアピールするのが効果的だったらしい。他のカップルがおらず、楓単独の思考だったら最後までたどり着けなかった手段だと思う。
同時に、取っ掛かりさえ作れば急速に話が進みそうな気配もあった。これなら卒業までに間に合うだろうか。
南なぎさ
しずく母。子どもとは対極にだらしない人。山田さんとよく絡む。コトネ側の家庭だと有名人らしい。何をやらかしてるんだろう…。
「丈夫な子が産まれる」
例の春香のイメージを思い出して仕方がない。あのシーン、アニメ化して色がついたら見事に2人の子供だったんだよな。果たして実現はするのだろうか。本編でやったら作品のカラーが揺らぐ気はするけど。
抹茶ロール財布
本作の中の疑問点って、ものによっては後々真相が解明されたりしてるけど、これは本当に謎なまま終わりそうだな…。怪現象以外の答えが見つからない。何者かがこの時空をループしている?作品のカラーが崩壊してしまうな。
太ももの付け根にキス
脱いだりするより破壊力のあるシーン。っていうか麻痺してたけど世間一般じゃ満場一致でエロシーン扱いだしこれ…。
このキスが前払いで、成功報酬もまた別でやっている優はちょっと太っ腹だと思った。
森島空
柚の雇った家庭教師にして、美月の先輩家庭教師。ボーイッシュだけどとりあえずノーマル。
結構出番があって、美月らを焚きつけたりはしているが、それ以上のことはしておらず、存在意義が半端な状態でいなくなってしまった。美月の春香への未練が微塵も薄れていないのは物凄くよく分かったので、これ関連でまた何か関わってくるかも?
澄の告白
美月に続き、春香に求愛。春香の卒業後の同棲を提案する。
やはり春香は断ってしまうが、「そういうのよく分からない」的なノリでかわしてしまった美月の時よりは、ちゃんと芯の通った意向で断ったのだろうか?
いきなりランドセルで登校したりだとか、澄の言動の根底はひとえに一人立ちへの不安。そんな彼女に、春香は一人でもやっていることを姉貴分として保証するため、自分の髪飾りを託す。
上の方で、既に随分おセンチな空気だとか言ったけど、最大要因はこの件で話のウェイトがより一層跳ね上がったせいだろう。あのトレードマークのリボンをあげちゃうんだもんなあ。
しかし初期のスミスミは正直言って、のじゃ口調のお陰で急造の新キャラ感が物凄かった記憶があるのだが、ここまでいなくなるのがキツいキャラになるとは思わなかった…。
もちろん彼女も美月同様、この先普通に再登場するだろうが、果たしてどんな動きを取るのやら。特に、彼女もまた春香を諦めなかった場合、最後は一体どんな関係になるのだろうか。