4巻。年末正月が忙しくてまたペース落ちた。
本編
Aチャンネル 第7話「夏祭り -August’s end-」
雑感
夏の終わり。カラオケと夏祭り。
オーディオコメンタリーは佐藤先生役の小野大輔氏。流石女性ばかりの場は慣れてるのか物怖じしないな。校長先生とかモブを含め氏の担当したキャラとキャラソン、カラオケの話題がメイン。
特記事項
ユー子のカラオケ
歌が上手いってだけじゃなくて、振り付けまでやたら出来ている。上級者か。アイドルか。
トオルのカラオケ
ソロで歌うのが未遂になってるな。ソロ曲を考慮すると不都合があるためだろう。他作品ならあずまんがのよみとか、普通にガチ音痴晒してキャラソンではしれっと普通に歌うケースは多いけど。
るんとのデュエットは特典CDのものや他の挿入歌と何ら変わりない歌いよう。合唱なら音程掴めるってことなのかな。まあ単純に練度が低いだけなのは間違いない。
佐藤先生のカラオケ
1人カラオケなのは分かってたが、謎のテンションの高さがひけらかされている。しかも同じ歌また歌おうとしてる。何だこれは。
トオルの身長
ミュールを履いた場合の身長を見積もるのだが、数値がまさかのピー音隠蔽。根本の身長は原作やファンブックで141に確定されてるんだが、それをBDでも隠すのか。るん以外に知られたくない心情の現れなのだろうか。
カタヌキ
今の時勢だと存在自体珍しい気がするが、賞金が貰えるタイプのやつだった。ただし賞金範囲は200~600円と、ギリギリフェアな運営になってそうな次元に抑えられている (現実だと千や万に届く高額の型があったりしたそうだが、んなもん成功されたら大赤字確定なので絶対難癖でNGにするという。)。
ユー子は真っ先に失敗で、器用さが抜きん出ているるんとトオルすら失敗、熟練者のナギは600円のひょうたんを成功する寸前で花火の時間が来て断念。やはり思いっきり時間を無駄にしてるんだが、来年もする気なのが凄いな。
サブキャラ
ユタカ、ミホ、教員陣も祭りに参加していたことが発覚。メインには絡まない。鬼頭先生以外は私服。
ちなみにBDにはユタカとミホも浴衣姿になり、トオルと3人で金魚すくいしてるイラストが付属している。これは果たしてIFか、2年後の光景か。
佐藤先生の恋愛感情
オーディオコメンタリーより、るんのおでこにしか興味がなく、鬼頭先生のことはマジでなんとも思ってないということ。少なくとも小野氏はそういう心がけで演技したらしい。まあ女性側がどう思ってるかが一番重要なんだがな。
Aチャンネル 第8話「新学期 -Abnormal circumstance-」
雑感
タイトル通り新学期初日から。でも今回の本題は英語タイトルの方。直訳すると「異常な状況」か。
これまでに描かれた人間関係がフル活用される回。折り返しを過ぎ、話が終盤に差し掛かってきたことを強く思い知らせる内容になっている。
それとるん達のクラスメイトで、主題歌歌手の河野マリナ氏が声を当てているマリちゃんがちょっとだけ喋る。まあ声優が本業ではないため、モブ男子生徒並みのちょい役に抑えられているが、ナギとはそれなりに交友関係がある模様。
当然オーディオコメンタリーは河野マリナ氏がゲスト。氏はこれがデビューシングルだったり初コメンタリーだったりするらしい。主題歌の話や歌手としての話が中心。本編とはさして縁が無いだろうし、緊張もしているのか話は途切れ気味だが、中盤に謎の爆発的な盛り上がりが入る。
特記事項
佐藤先生激キモ
滑らかなアニメーションと喘ぎ声によって気持ち悪さが頂点に達する。出るたびに気持ち悪さを抱かせるノルマが有るに違いない。
トオルファンの取り決め
ユタカとミホはファンは自称するがファンクラブという単語は出さないんだよな。こういう作品だったらその域に行くのも珍しくないもんだが、あくまで2人が好きに言ってるだけか。でもバレンタインでトオルがチョコを貰いまくってるあたり、組織として成立してないだけで構成員候補は相当数いそうだな。ところで鬼頭先生にファンルールを強いているのはどういうことだ。
Kのポエム(ハート)
すげー乙女チックな書体で書かれたタイトル。言うまでもなくひと目でポエムと必ず分かる。それで書くのは学校だし、挙句生徒のノートに間違って紛れさせてトオルに持たせてるし、知られたくない割には警戒心が僅か(名前が片方のイニシャル止まりな分は加算した)しかない管理姿勢。鎌手先生に限らず身近な教員にはバレバレだろう。題材は一貫して生徒のようだから、彼らにさえバレなければ別にいいのかな。
バット持って野球でもするのか
原作は情報量を絞ることで内容を洗練するという試み(確か2巻時点でギャグとして最高の出来と言っていた気がする)で、ユタカとミホの表情の推移だけで状況が描かれたが、アニメによって元の構成を崩さない情報が入って凄いことに。男子生徒複数名の尋常ならざる絶叫が入っている。幸い打撃音は聞こえないから一線は超えてないと思いたいが。
ヤケジュース
なっちゃんオレンジとポップサイダーとポカリスエットとコカコーラか。…頭抱えたくなるような糖分量になるな。
るんの小説
動揺の表れがリサリサ先生みたいなのは置いといて、意外にもあまり女子高生向けじゃなさそうな内容の小説を読んでいた。
文中の単語から雑に察するに、舞台は日本、時代は江戸以降のどこかか。青空文庫とか権利的に扱いやすい文章引っ張ってきてるのかな?断片しか映っていないとはいえ、ちゃんと文章になってる印象を抱かせる内容だから自前だったら恐れ入る。
そういや長らく文の読み物を読んでないな。…思い返したらスーパーミラクルかくれんぼで数年ぶりに読書したのが最後じゃないか。人の文を読むのは読解力語彙力文章力の増強に不可欠だし、これは見直すべきだなあ。
肩慣らしにログ・ホライズンの原作なんかもいいかも。前さわりだけ見たけどまともな文でちゃんと面白かったような記憶がある。
ヤケジュース2
放課後更にポカリスエットにポップサイダー2缶にコカコーラを飲んでる。糖分がやばいよ…。一時的に凄い頻尿になるくらいの症状は出るはずだ。というか腹が物理的に苦しいよね。あとここまで飲むと総額もバカにならず、1缶120円として960円。るんへの差し入れを入れたら1080円。おぞましい出費だ。
今更な話だが、るんが絡んだトラブルだとどのキャラよりも激しく崩れるな。逆に言うとこれが無くなったら彼女はもう大人な気がするが。
るんの差し入れ
原作だと買えないまま終わっているが、こっちだとナギが立て替えてるな。まあアニメの場合はこの改変によって締りのあるオチに持っていって正解だったと思う。同じ作品でも1話の重みが違うからな。
まだ何にも重要なイベントやってません
次回予告のユタカのセリフ。まあ原作が定番の学校行事を避けて進行してるからしょうがないな。恐らく、いつか終わらせに入る時が来たらループを解き、学校行事を春から順番に巡ってゴールさせるんだと思う。だから当分はやって欲しくないって気持ちもあったりする。
特典映像
+Aチャンネル 第7話「こんな日くらいは」
夏祭りのナギ(ユー子)側の支度を描いた話。寝起きにうっかりリアルツインテをやらかしたことがカールのアレンジに行き着いた理由になっていた。
+Aチャンネル 第8話「きました」
ユー子が縦笛無くした話。尺の都合か未解決のまま終了してしまう。原作のオチもあれで解決と言っていいのか微妙だが。
あと笛が盗まれていたと想定した場合の想像がマイルドになっている。ナギの想像は舐めている人物が典型的キモ男から記号化された人物絵に、るんの想像は何故かタコが絡まった図にモザイクがかかることに。
AチャンネルTV 第7回,第8回
話によるとBD初回盤の更に初回はメインキャラ4人の1人がランダムでプリントされたクリアしおりが付いていたらしい。私のには無かったんで、これはちょっと惜しいことをしたかな。
ボーナスディスク
収録曲は以下。この巻はカラオケシーンが有るためOVAを含めた全巻中で一番多い。
Summer breeze(ユー子)
ガイドブックによると完全に松田聖子を意識した発注を掛けた曲らしい。
彼女のソロ曲は何故かどちらも「一昔前のアイドル」かつ「夏」のイメージで固められている。どっちもまあイメージとして分かるしいい曲なんだけど、最低でも片方を崩した曲も欲しかったなあ。2種類あるからにはバリエーションが欲しかった。
オチャメロディカルビューティバンバン(るん)
7話オーディオコメンタリーでも語られているが、ソロ曲の中だとファン人気がやたら高い。私も4巻だと1番好きだな。ネットの話題だとはるかぜの化学より薦められる印象がある。
るんのソロ曲は傾向として、明るくテンポよく今風で一番万人受けする構成になっている。気軽に聴けて心地いい。主人公補正だろうか。
恋一夜夢一夜(ナギ)
演歌。前のはストーリー調の曲だし、何故か全キャラ中で最もイロモノ路線を走っている。これもまた悪い曲では無いんだが、ユー子以上にもっとノーマルな曲が1つ欲しかったところだ。
ともだち(るん、トオル)
一瞬トトロを思わせるイントロ。実際その辺を意識したらしい。でもイントロの雰囲気以外はそんなでもない。歌詞も曲も良くて結構好き。
ちなみにサビでナギユー子も参加させる案もあったらしい。
君の手(佐藤先生)
原作のカラオケ回に出ていたことで、まさかのサブキャラ初のキャラソンデビューを果たした。元キャラらしく気色悪くしようとする努力がひしひしと伝わってくる気色悪さがあって、残念ながら私は何度も聴けないが。
翼はないけど(るん、トオル)
しんみり系。でも歌詞は暗いわけでもなくいい曲だ。4巻だと2番目に好きだな。