2018-04-26追記:5周以上はしたのでもう少し詳しく加筆。
PCでプレイ可能
- 「enzaはPCでも一応遊べるが、あくまでスマホ想定のプラットフォーム」みたいな消極的な見解がファミ通Webあたりのインタビューで述べられていたが、Chromeでごく普通にプレイできた。F11で全画面化すれば臨場感も問題なし。
- ゲーム内容もアクション要素はオーディションの目押しくらいなので、その気になればスマホゲーと同時プレイも十分可能。掛け持ちしたいPには大変優しい。予想に反して結構重い部類のゲームらしいので、スマホスペックが厳しかったユーザーにも嬉しいポイントだろう。
とりあえずこの仕様のおかげで、平行プレイしていく気にはなれた。
ホイール操作やキー入力はサポートされていないし、一部の画像の画質が粗くなるので、確かにPCファーストな作りではないのだが、結局のところはスマホよりも数段ベターな環境だと思う。というか消費電力や通信量がスゴいので、外では推奨出来ない。
1プレイは結構重ため
- アイマス黎明期の形式である周回型の体裁でゲーム設計されているため、1プレイの区切りが結構ガッツリしている。Cランクで撃沈と言ったが、この程度のオチでも3時間くらいはかかった。
他タイトルでの例えになってしまうが、パワプロの「サクセス」モードなど、育成主体のスポーツゲームあたりの1プレイとほぼ同じボリューム感と言えばわかりやすいか(というか全体的にかなりパワプロ意識した設計なんだがこれ)。
一応、ウィークリーミッション的には一週間につき3プレイが想定ボリュームらしいが…難易度も高く、ちゃんと考えないとあっさり落ちる。
年単位で付き合う前提のゲームで、基本のローテがここまでしんどいのは致命的過ぎる。ユーザー定着に関しては間違いなくこれがボトルネック。今後、もっとお手軽な何かが必須。
コミュ
機能面に関しても、スキップがPCなら軽快に動くのでストレスは小さい。ただ、スキップに対応していない箇所が一部あるほか、同じシーンに何度も遭遇するので、既読のみのスキップ機能やスキップをON固定にする設定なんかも欲しいところ。
音声
入手カードがフラグになっている「サポートイベント」など、一部系統のコミュはフルボイスのようだが、パートボイスの方が目立つ。声にも大きな価値があるアイドルゲーでこれは痛い。
まあ、ボイスは全部聴かないともったいない、という発想にならないため、コミュのテキストをサクサク読み進められるというメリットもあるっちゃある。パートボイスの部分は大半がシーン自体が何度も出てくる定形のものだし。
オーディション
審査員の厳しさというか辛辣さはリアルなので、この辺のギャップは面白い。このあたりはアケマス時代のノリに忠実なようだ。あらゆる局面で機嫌を損ねる千早や、自己評価低すぎて褒めると機嫌を損ねる律子とかは有名だけど、審査員も当たりがキツいのは知らなかった…。
尚、「審査員辛辣すぎない?」という意見をかなり見るが、原点再現とか抜きにしても、オーディションの仕様を考えたら辛辣にするしかない。
「メンタルが尽きたら退場、失格」という仕様で、もし審査員の罵倒がマイルドにしたら、今度は「アイドルのメンタル豆腐すぎない?」に変わる。そうするわけには行かないのだ。
ガシャ
- 初回ガシャのみ納得がいくまで引き直せる。
そしてSSR演出はLive2Dを駆使したまさかのアニメ。めちゃくちゃ良いけど、そのパワーはオーディションにももう少し回していってほしい。
あとスキップが欲しかった。ただ現状課金する予定はないので、今後スキップが要るほど回す予定もないわけだから言いにくい話だけど…。
どこでも完全なメニューが出せる
総評
おすすめ度は低い。1プレイが長い、覚えること多い、難易度高いの3連コンボにて、現行アイマスの中でもかなりハードルが高いゲームになっている。
少なくとも、完全新規であることを加味してもアイマス入門には向いてない。そういう意図がある場合はデレステかミリシタから入るべきだろう。育成シミュレーション型のシャニマスは、アイマスにとって原点回帰的な内容ではあるが、現在のメインストリーム自体は音ゲー型の方だし。
しかしまあ、思ったよりは遊べる。1プレイが重すぎ…というのは、PCのサブディスプレイに置いておいて、気が向いた時にふらっとやる程度に留めればなんとかクリアできる。アイドルのクオリティが高いので、キャラゲーと割り切って楽しめる感じ。
それと、enzaは定着さえすればかなりの利益を生むことが想像に難くないので、主力タイトルであるシャニマスはゲーム内外で大きな動きを見せてくると思う。
ひとまずは見守っていきたいタイトル。