漫画感想:あまりまわり 第3巻(最終巻)

メロンブックス特典

あまりまわり 第3巻 メロンブックス特典

 クリアファイル。裏面は反転+黄色単色背景。アマリのイラストは表と裏でぴったり重なるようにプリントされているので、ファイルに白紙とか入れなくても裏写りしない、という作り。
 また、一見単に脱いでいるだけのようだが、実は3巻で扱っているエピソードに関連したイラストだったりする。

感想

 遊び回含めて終始恋愛話。ハル、アマリ、キョウカの3者の関係に決着をつける。まあ結局のところ、本作はラブコメだったと。

 …孤児院云々はもうおいておくとしても、キョウカがハルへの恋慕を自覚してからの片付けが駆け足すぎるから、結局打ち切りという認識で結論付ける他なかった。

 その線で個人的に要因を挙げるとしたら、やっぱり序盤から日常回が多めだったマイペースぶりだろうか。あれはキャラ紹介としては機能してたんだけど、走り出しの話としては不足だった。だって2巻まで、本作がラブコメだと確信できてなかったし。面白いつまらない以前の問題で、正直とりあえずの作者買い状態だった。
 電撃系列の作品って今は何やってるのか把握してないけど、多分もっとストレートに方向性を見せて訴求する作品が主流だろうから、それらと比べたら、見どころがはっきりしない本作は大分味気なく映ったんじゃないだろうか。

 ちゃんと恋愛に触れてる箇所はそこそこ面白いから、ストーリー漫画自体が作者にとって脈なしってことはないと思う。次また機会があるなら、今度は初めから盛り上げに来て欲しい。