漫画感想:神様とクインテット 第1巻

メロンブックス特典

メロンブックス特典表メロンブックス特典裏

 りんのコスプレ姿のクリアファイル。
 実は彼女のキャラは事前に多少知っていたのだが、実際に1巻終盤の彼女を見た後だと想像以上にギャップが激しかった。

特記事項

 今回は主要人物の話を中心に。

時系列について
 今のところはまっすぐ進んでおり、1巻では入学1週間後から夏休みまで。大体2,3巻で1年というペースか。

鈴ケ谷美術大学
 東京北部(ほぼ埼玉)に位置する美術大学。略称スズ美。
 現実の地理だと「東大和市」か、その東西のどちらかあたりにある様子。

日下部うらら
 主人公 (作中で実際に「主役」と言及されている。ついでに言うと本作はメタ的な発現や表現(次のコマに鼻血がかかるとか)が多い。)。油絵学科1年生。涙と鼻水担当。
 ど田舎出身で、同世代との交友経験がない。そして田舎ネタ(熊とか)が付随してるせいで常識がかなりない部類だったりする。

烏口あかね
 油絵学科1年生。よだれ担当。ずっと食い意地を張ってる。技能はかなり高い。

烏口かえで
 鈴ケ谷美術大学准教授。あかねの姉。ずっと食い意地を張ってる。彼女の研究室は皆の溜まり場。

梅皿こもも
 彫刻学科1年生。8歳。
 既に飛び級で海外の美術大学を卒業済みで、この大学では作家活動がメイン。
 作品のテイストはホラー系。うめき声を発する。

溝引トーコ
 グラフィックデザイン学科1年生。4浪生の22歳。
 同級生に先輩扱いされるのがコンプレックスだが、ナチュラルにビールへ手を出すのが習慣付いてる彼女が全面的に悪いと思う。

薄墨りん
 テキスタイルデザイン学科1年生。鼻血担当。
 女の子を脱がせるのが好きで、「モデルの子を合法的に脱がせられる」ことから服作りに興味を持つ。

 トーコのことが病的に好きで、彼女のグッズを量産している。またトーコの現在地をGPS情報から完全に把握しており、気が向いたら盗撮なども精力的に行っている。トーコのベッドに飛び込んでエキサイトしたりもしている。流石にやばくなってきた…。もちろん他の女の子も好き。

お寿司
 こももの頭に乗っている柴犬。ひらがなで「おすし」ではなく、正式に「お寿司」と紹介したところに謎の本気度を感じる。流石に紛らわしいと思ったか、次以降は「おすし」で統一されてたけど。
 名前の由来は、いつも頭に乗っているのが寿司のネタみたいだからなのだろうか。

総評

 評判通り著しくギャグに振りきれた内容。しかも後の話ほどリミッターが緩んで過激になり、頭にイカの足が刺さって大量出血とかしている。凄い。
 とは言え絵柄のおかげで人を選ぶような内容ではない。普通にギャグ特化と言える。ただ、表紙のような「かわいさ」を求めると流石にちょっと違うかもしれない。凄いレズがいるおかげである意味サービス精神は高いのだが、毛色が違うと言わざるを得ない。
 まあいい感じの内容なので、面白い4コマがお望みならかなりおすすめ。