全体的な様相
何だか色恋系の話が多め。トオルが告白されたり、鬼頭先生がお見合いしたり。というか正確に言うと、男キャラの登場が多い。まあ実際に付き合ったりすることは勿論なく、相変わらず時系列の前進や大きな新展そのものはない日常構成だけど、刺激は多めの巻といえる。
あとエロはいつもどおり多めで、順調にエスカレートしている。ユー子が手錠プレイするネタとか、ユー子が全裸でしか登場しない回とか…。
下着回
キャラット100号目にて許可が降りたため、盛大にやらかした回。全編胸と下着ネタ。
キャラット本誌の感想でも言った気がするが、この回はエロ特化なばかりではなく地味にとんでもない描写があって、ユー子のバストサイズが上がったと思わせる話がある。作中時間はこの巻も未だに1巻と同じ1年目なのを考えると、これは非常に留意すべき前進な気がする。1年目の後の方の話なのだと言えばそれで済んでしまうが、そういうわけでないとしたら。ナギも特典絵とか見てると、言うほど胸が無いとは感じられない様子になってるし、もしかしてこのまま進級展開せずに粘っていけば何か凄い現象に行き着くのでは…。
リコちゃん
新キャラ。るんの親戚。4歳児だが、るん2号と言って差し支えのないキャラクター性を既にありありと見せている。ただ言い換えれば今のところは幼さ以外に独自の持ち味がなく、一発ネタに近いキャラとも言える。まあこの辺は再登場の機会があった時にどうしてくるかに期待かな。
先生のお見合い
佐藤鬼頭両名のお見合い。勿論強引なセッティングで、破談前提で話は進むが、鬼頭先生が佐藤先生を異性として再認識してみている。顔だけで評価すれば正直問題ないらしいが、彼が見合いに着てきたスーツの悪趣味さから色々冷静になって駄目、ということらしい。まあ要するに、やっぱり内面を考えると無理と。
でもTシャツの趣味なら鬼頭先生もいい勝負なんだけどな。まあフォーマルなスーツでこれをやる佐藤センスには流石に負けたか。
ナギの所属部
確かに1巻で演劇部の幽霊部員だとか言ってたのは覚えてるけど、あれ本当というか設定として生きてたんだ…。
こうなるとユー子の弓道設定もちょっと分からなくなってきたか…?まあこっちは他作品(落花流水)パロディネタで、キャラット外の媒体で掲載されたものらしいし、そもそもユー子は帰宅部にしか見えない程の放置をやらかすようなキャラとは思えないから、流石に可能性低いと思うけど。
あとがき
メガネ担当Dと初めてディープに語らった的な話。これまで担当Dの話題といえば胸規制に対する不満めいた話ばかりで、あまりまわりの方に移ったと言われている、初代担当Kさんへの溺愛ぶりと比べるとギャップの塊。ついでに担当Dはbb本人を含む漫画家を除くと、主立った実在人物の中で唯一人間の姿で作画されてなかったり (本人から「メガネが本体」発言があった、という由来はあるけど。)。とにかく関係を良好と思わせる素材が見当たらなかった。それが数巻経過してようやく…という印象。Aチャンネル展にもあとがき内でのD氏の発言がでかでかと展示されていたりした。まあ、今後も上手くやってほしいところ。