ゲーム攻略:新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士 体験版

新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士 公式サイト

 恒例の引き継ぎ機能付き体験版が先日配信されたので、特記事項をいくらかメモ。

オート稼ぎ

 従来通り、好きなフロアで経験値、モンスター素材、グリモアの全てを放置で稼げる技が使える。やり方は超簡単で、オートパイロット機能で部屋をグルグル回れるように線を引いて (ちなみに今作からはオートパイロットの仕様が変更され、一本道をひたすら往復させることも可能になった。)始動させ、後は洗濯バサミ等でAボタンを押しっぱなしにすれば、エンカウント、戦闘、リザルト画面の全てを完全自動で処理出来る。

 また、オプションでダンジョン歩行と戦闘のスピードを最高速度に設定しておくと効率が上がるので、これも事前に行ってしまうといい。あとグリモアは戦闘が長引くほどチャンス発生が増えるので、敵があっさり死にすぎるときは何人か素手にするなど調整するといい。

注意点

死者が出るくらい一戦一戦が不安定だと成立しない
 まあ当たり前。分相応のフロアで行うこと。体験版だと3Fはスキル込みでこのプレイに特化しないとちょくちょくゲームオーバーになる。
 エキスパート以外なら立て直し可能ではあるが、手のかからなさが重要である以上体験版中は2Fをメインにしておくのが無難か。2Fは難易度スタンダードで全員レベル10の最強装備ならほぼ100%の安定率が望める。

回復行動が取れないため、そのまま行うとジリ貧で全滅してしまう
 これも当然。対策として、従来は自動で全員が回復できるようなスキル(今回だと王者の凱歌やキングスマーチ)が必要だったが、今作は体験版段階だと不要。
 シナリオを進めて料理システムを開放し、「ハイラガコーヒー」を作ることで歩行回復効果が得られるので、これで解決する。コーヒーは料理システム開放とほぼ同時に作れるようになるため簡単。効果も他の料理を食べない限り永続というのも強力。そりゃ国が繁栄するわけだ…。

グリモアが溢れた時、リスト上部にあるものが勝手に捨てられてしまう
 体験版のグリモアは99個しかキープしておけず(製品版は400個まで)、要らないグリモアの事前処分も面倒 (キャンプメニューのアイテムの項目から捨てられるが、明らかに操作性が悪くて面倒。恐らくは製品版の「グリモアトレード」「グリモアリサイクル」が本作本来の廃棄処理である関係で、アイテムメニューからの廃棄処理はあまり作りこんでいないのだと思われる。)なため結構深刻。うっかりしてると不届きプレイの報いとばかりにレア物が葬られてしまうかも。
 しかし所持限界によって捨てる際のリストの並びはグリモア装備時のものと共通で、並び設定も直前に設定したものが記憶されている為、この並びを設定しておくことでいくらか対応が可能。

 例えば「レベル昇順」にしておけば低レベルのものが優先的に破棄され、一種の厳選的な取捨選択を勝手にしてくれる。ただしレベルに関係なく役立つようなグリモアや、レベル5がMAXのグリモアも早期に破棄対象になってしまうことと、一律でレベル10まで生成判定があるエネミースキルが偏って溜まるという欠点はあるので注意。
 そもそもグリモアは集めなくていい場合は「入手順」にしておけば、新しいグリモアが手に入らない代わりに元々のグリモアは保護されるはず。

グリモア稼ぎ

 手動になるが、前述のフルオートより早く稼ぐ方法がある。
 これもまた単純な話で、グリモアチャンスやフィーバーは戦闘が長引くほど発生しやすくなるため、1Fのモグラ1匹相手に全員で防御を連打して粘ればいい。モグラは最弱なだけでなくグリモア化可能なスキルを持っていないので、必ずパーティ側のグリモアが出せる。
 グリモアは一戦に付き20数個ほどしか生成できないらしい他、ターンが経過し過ぎると露骨に出が渋くなるため、キリの良いところで終わらせる必要がある。それでも歩きまわってエンカウントする行程を大幅に削減できるので、短期集中で数を出したいときは有効な手段。

おすすめグリモア

 体験版時点で実用レベルのものが生成可能、かつ汎用性の高いものを中心に。
 ストーリーモードでも転職で他クラスになれるが、そっちのスキルは現状考慮せず。

アクティブスキル

 TPを消費して発動するスキル。

巫術:反魂(ドクトルマグス:単体蘇生)
 やはりクロエ以外にも蘇生持ちはいた方がいい。持たせるならしぶといベルトランか、平時はアタッカーとして動くフラヴィオか。主人公はTPに余裕が無いから向かない。
 ただし反魂を覚えるまでに多数のスキルを覚えてしまうため、グリモア生成に選出される確率が低い。更に体験版のレベルキャップだと高レベルものが生成不可能なので、前述のオート稼ぎだと手に入りにくい。FOE狩りに行ってフィーバーで出すのが狙い目か。出したら誰かに装備させて保護しておくこと。

バイタルシャット マインドシャット(ファフニール:防御系ステータス減+縛り)
 お馴染み縛り技。縛りは強力だし、縛って倒せばレアドロップする敵も後々登場するので重要な存在。
 これの場合は防御低下が確定で付いているのでボス戦等でも使い勝手が良い。一方でダメージはないため、アタッカーのファフニール自身にはあまり適していない技という側面もある。

パッシブスキル

 持っていれば自動で発動するスキル。

野生の勘(レンジャー:全採集ポイントの入手量アップ)
 鉄板。採集ポイントはシリーズにおいて最大の稼ぎどころであるため影響がデカい。これを充実させて採集に行くとあっという間に資金が潤う。
 フラヴィオには一旦休養してもらい、野生の勘だけに10振りしてから5人分の高レベルグリモアを乱造させること。レベル10を5人分は絶望的すぎる (野生の勘に限らず、レベル10グリモアが1つでも取れたら運を誇っていいと思う。前述のオート稼ぎを日単位近い規模で回してもほぼ出ないので。体験版段階での生成率は間違いなく1%未満…。)ので、厳選レベルは平均7くらいで妥協した方がいい。

フォースマスタリ(ファフニール:フォースゲージ増加量アップ)
 フォースブーストはクラスによって使い勝手にムラがあるが、大体は恩恵が率直に得られるはず。
 プリンセスなんかはひたすらブーストさせたいクラスの筆頭。ドクトルマグスも巫剣を使うならかなり強力。勿論ファフニールに上乗せもアリだろう。

盾マスタリー(パラディン:盾装備可+ランダムで物理攻撃無効化)
 盾が持てるだけでもそれなりに強力で、ランダムで完全ガードというおまけ付き。
 プリンセスやドクトルマグスのような中衛クラスを前衛配置する時や、やや紙装甲ぶりが目立つキャラに有効。

パリング(パラディン:同列への物理攻撃をランダムで無効化)
 列単位で発動するパッシブでこの効果は魅力的。…当然肝心の発動率は大して高くなく、最大レベルでもボスクラスの長期戦で一回見れればラッキー程度。
 でも複数人で高レベルを所持したり、重複でレベル6以上にできれば結構な頻度で見れるようになる。まあちょっとロマン寄り。
 最大レベルが5のため、オート稼ぎをする場合は注意。レベル6以上のグリモアが溢れかえると破棄対象になってしまう。

物理攻撃ブースト 属性攻撃ブースト(攻撃系クラス全般:対象属性威力上昇)
 そんなに優先するものではないが、アタッカーなら無条件で影響大なので特に付けるものがない時には便利。属性攻撃はやや対ボス寄りになる。

TPブースト(各種クラス:TP最大値上昇)
 TPはいくらあっても困らない。ただし通常の探索に継戦能力はそこまで必要ないので、ジリ貧で負けるようなボスにぶつかった時にその対策で付けるのが主な出番か。
 能力ブースト系の増加量は割合制のためレベル10制限下では効果が薄いが、いずれは実用レベルになると思われる。

抑制攻撃ブースト(弱体付加系クラス全般:各種バットステータス付着率アップ)
 これも一部条件下向け。特定の状態異常の条件で倒すとレアドロップするモンスターがいるので、その効率化に役立つ。

抑制防御ブースト(強化付加系クラス全般:各種バットステータス耐性アップ)
 本シリーズの異常と縛りは脅威度が高いので、これ1つでほぼ全方位に耐性が持てるのは大きい。
 特定のボス攻略に本腰を入れる場合は結局別途で異常対策を取る必要があると思うが、雑魚戦の安定化には十分貢献すると思う。

FOE攻略

 マップ上を徘徊する強いモンスター。
 体験版がプレイ可能な世界樹シリーズは今回で3作目だが、過去2作品の体験版FOEは、全て体験版時点で血祭りに上げられた。今作でも健在。…もっとも、シリーズを重ねるごとにヌルゲー化、正確に言うと最低難易度が低下しつつあるため、特筆するほど夢物語チックな話では無くなったが。一応フォローするが至極当然の流れ。逆のことしても衰退するだけだから。
 まあ要するに現実的に可能だということ。製品版発売までに戦力を極めておきたいなら、是非とも彼らを狩り尽くしてみるといい。ちなみに難易度はスタンダードで検証している。ピクニックならオートで倒せる。逆にエキスパートならナメた口は利けなくなると思う。

狂乱の角鹿

 混乱させてくるモンスター。雷属性が弱点。斬属性でトドメを刺すとレアドロップが出る模様。
 策はこれといって必要なく、事前にフォースゲージを溜めてのフォーススキル、ベルトランのフロントガード、アリアンナやクロエの強化技を適宜使う基本戦術でいい。
 主人公がショックセイバーやサンダーウェイブで攻めると効果的だが、レアドロップの件があるので終盤は技のチョイスに注意。
 実は鹿自信は混乱に耐性が無いので、混乱させられたらクロエの巫術:転移で移しちゃうのもありかも。即死系以外は縛りも含めて普通に効く模様。

駆け寄る襲撃者

 麻痺攻撃で攻めてくるモンスター。氷属性が弱点。
 殆どの冒険者に、初戦は3Fで落とし穴に2回ほどダンクされた状態で先制取られてボコられるであろう不憫なモンスター。確か対FOEの落とし穴はこの新2が初登場だった(旧2にも存在しなかった)と思うので、前述の最低難易度低下の象徴的なモンスターな気がする。
 基本スペックは鹿より上だが、やはりレベル10キャップをもってしても大した相手じゃない。というか落とし穴で先制取れるせいでより安定してしまう可能性大。麻痺も混乱ほど怖くないし…。
 こっちは鹿と違ってちゃんと麻痺耐性があるので、相手に移す作戦は不可になっている。素直に予防でもした方が良いか。

残酷なる蹂躙者

 体験版ラスボスモンスター。威圧の眼光で防御を下げ、食いちぎりで範囲攻撃してくる。氷属性が弱点。
 パーティメンバー、衛兵、フロースガルの三者が一様に大絶賛という、これでもかと言わんばかりに鳴り物入りの登場を果たすが、完全に前評判に負けている。前の2種を倒せる実力があれば驚くレベルで攻撃がしょぼい(大差ない)。お供2体も少しウロウロすれば大量にある落とし穴に2回嵌まって動けなくなるので、よほど立ち回りがひどくならない限り彼らの増援はない。また裏から回れば落とし穴に落とさなくても先制が取れる。

 後は防具を整え、アリアンナがきちんと防御の号令を出し、クロエが巫術:脈動や再生で支えれば全然死なない。向こうも体力だけは非常にしぶといので、こちらの息切れにだけ気をつければ良い。フロントガードも特に要らないので、防御の号令と回復が維持できている間はベルトランも攻撃に参加させること。
 フォースはMAX状態で挑めば大体3回くらい使う機会が来るので、フォースブレイク技は3回目に使ってしまうといい。
 頭を縛れば食いちぎりも眼光も防げそうだが、頭縛りに耐性があるので非推奨。