ハナヤマタ (6) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
5巻は最終巻めいた終わり方だったがまだ続く。これまでが目まぐるしかった反動もあってか今回は落ち着いた話多め。
メロンブックス購入特典
左からクリアファイルの表(描き下ろし)と裏(6巻裏表紙)、最後の画像が画集と同時購入で貰えるイラストカード。
特記事項
6巻時点での進捗
今回から2学期に入るが、サービス前面の回と、新キャラに対応する回が中心。一応文化祭が目標とは触れられているが、その辺の本格的な描写はまだ。
また当初からわかっていたことではあるが、次年度はタミとマチが離脱してしまうため、現メンバーでの活動期間が限られていることが強調されている。そしてその時はタイトルの「ハナヤマタ」が成立しなくなる時でもあるので、作品の終わりでもある可能性が極めて高いと思われる。2学期はもう文化祭で確定だとして、3学期は何やるんだろう?
しかし夏休みを実質ほとんどふっ飛ばしたような形になったのはちょっと勿体無い気が。一応今回に申し訳程度だが水着回があったりするからそういう需要のフォローはされているのだが、もっと既存の6人で色々やっても良かった気がする。まああんまり間延びされてもそれはそれで困るけど。
温泉合宿
アニメ版で単行本より先行して放映されたが、内容が全く違う。合宿名義なのは同じだが、こっちは祭が終わった後の話であるため息抜きとしての側面が大幅に突出している。
何よりなるとマチが急接近する事による人間関係が話のメイン。凄いサービス回。
デート
合宿の後編、2日目にやったこと。サリー先生含めた6人をランダムに組分けしてデート。私が茶化しているのではなく、本当にデート名義。これによってアニメ版との性質の違いが決定的に。
組み合わせはなるとサリー、ハナとタミ、ヤヤとマチ。徹底的に散らしている。…この娘ら、多分どの組み合わせでも最終的には余裕で付き合えると思う。
笛田蘭(ふえだ らん)
2学期から登場の新キャラ。1年生。髪が軽く肩に掛かる程度のツインテールの危険人物。即座によさこい部に入部する。
登場して真っ先に言った台詞はよさこい部を潰す宣言。その理由はこの部のよさこいが出来損ないだからという山岡士郎的意見。でも敵意はハナちゃんにだけ飛ばす。
その動機にも繋がる正体はバンド時代のヤヤの追っかけ。ハナのせいでヤヤが辞めたわけでは無いと判明してからは一先ず解決。踊りの技能そのものに限って言えば、大口を叩いた通り実際ハナより上の様子。踊りの分野は昔から色々やっているらしい。
十二所わ子(じゅうにしょ わこ)
同時に出てくる新キャラ。1年生。タミとはなると同じレベルの幼なじみ。ランとはクラスメイト。髪の右サイドに蝶結びの紐。「わ子」ってこう文章に入れるといまいち名前として認識しづらいのでちょっと困る。
既に他の部に所属している?ランがよさこい部に来たのは、彼女の勧誘を振り切る意図もあったようだが、こっちは今回の限りでは全く触れられず解決しない。
ランの素質から考えると、もしかしてダンス部…?でもこれだとわ子側のイメージと合わない。というかそもそも2人にキャラ的な共通点が見られない。謎だ。
名前の規則性
「ハナヤマタ」の5人に加え、サリー先生とランとわ子の3人は、全員下の名前に共通点がある。まず頭の母音が「あ」で重複がない。そして全て2文字の名前。8人も立て続けでこれだと意図的なものを感じずにはいられない。
作品全体で見るとマサルさんを始めとしたサブモブ枠によって全て崩れるが、よさこい部所属となる主要キャラにはこの規則性を付けている可能性が高い。
ちなみに頭文字に重複がないっていうのは作者的に結構重要なことでもあったりする。漫画というものは、シーンによっては台詞の発言者がコマ内に描画されておらず、誰が言ったのか正確ではないという台詞がよく出てくるものだが、そういう時本作では(ハ)といった感じで発言者の頭文字を○で囲んだマークをフキダシに添える方針があるから。レギュラーに重複が出てくると、この手法が僅かだが使いづらくなるという側面がある。まあ本当に僅かだし大した問題ではないのだが。
あと余っている文字は「あ」と「か」の2文字だが、仮に予想が合っているならこの該当者2名も部員候補として出てくるかも?現状でも大人数だけど、ハナに言わせれば20人は欲しいって分野だから少ないくらいだし。
裏表紙
これまで裏表紙の面子は「その巻までに表紙に出たキャラ+次巻の表紙になるキャラ」だったが、今回は追加キャラなしで6人のまま。
具体的に何を意味するのかと言われても困るが、取り敢えず次巻の表紙キャラは一概に検討がつかない状態といえる。まあラン単独か、わ子とまとめてくらいしか思いつかないけど。