ソフトウェア感想:FreeFileSync(同期・バックアップ支援ツール) メソッドの違いについて

FreeFileSync | Free Backup and File Synchronization Software

 数週前から使ってて良かったので紹介。
 と言っても詳しく書くにはちょっと骨が折れるし、行う処理の性質上あんまりテキトーも言えないので、メソッドの違いの解説に絞る。

Free

 ソフト内で緑色の歯車ボタンをクリックすると、処理内容を決めることが出来る。用途に応じて変える必要あり。
 「ミラー」以外はそんなに使っていないのでちょっと自信ないかも。「カスタム」は名前のまんまだし割愛。上級者向けなのは間違いない。

両方向

  • 双方を最新の状態にする。ソフト名で「Sync(同期)」を謳っている根拠はこれ。
  • 内容に食い違いがあった場合、どちらが最新の状態かを検証し、判明した方でお互いを合わせる。
  • 「カスタム」を除けば、唯一左のフォルダも内容に変更が入る可能性がある。他は左から右への一方通行。
    「両方向」以外のメソッドを使うケースは、これが気に食わない、都合が悪いという用途が多そう。
  • どっちも部分部分で更新されていてすり合わせに困る場合の同期に向いている。1つのPCの中じゃまいち無い気がするけど。

ミラー

  • 左フォルダの内容をひたすら右フォルダに写す。
  • 内容に食い違いがあった場合、全て問答無用で左フォルダに合わせる
    増えたものは足し、同じファイルはどちらが新しかろうが左のもので書き換え、無くなっているものは右でも消す。
  • フォルダ指定を誤ると大惨事になる可能性が最も高い
    例えば左右逆にしたら古いバックアップに新しいデータを壊滅されるという本末転倒も甚だしい自体に。よーーーく確認のこと。
  • 純粋に最新のバックアップを取りたいときに向いている。私はこれを1日1回前後のペースで行わせている(適切なペースかは知らない)。

更新

  • 左フォルダにて新しく入ったファイル・更新されたファイルのみ、右フォルダに反映する。
  • 内容に食い違いがあった場合、左フォルダから無くなっているファイルは放置。それ以外は新しければ追加・更新する。
  • 削除動作がないので最も安全。ただし、右フォルダ内で不要となったファイルは掃除してくれない。
    容量が膨れ上がっていく他、これで作ったバックアップをいざ復元に使ったらいらないファイルだらけで参る可能性がある。
  • バックアップ生成よりも、「ミラー」等で作ったバックアップからの復元作業に向いている
    特に手違いで不特定多数のファイルが消えてしまった時の修復に効果が高い。実際使った。
  • ただ、バックアップには使えないというわけではない。これが適しているケースも現実的にあるはず。