アニメ感想:キルミーベイベー 第11話「ふろたこもちてはつゆめし」


 今回は凄い。原作の中でも特異な魅力を持っているエピソードと、コミックスに描き下ろされているカオスなおまけ漫画を片っ端から放ってきた。まさかミルキーベイベーと昔話とゾンビーベイベーすら持ってくるとは・・・。まあ、ぶっちゃけ昔話系は根本的につまらないと思うが、他2つは良い。ゾンビーベイベーに関してはアニメからの追加シーンも切れ味が良くて最高だ。
 更に間の取り方やオリジナル部分と言ったアニメ独自の箇所も今回は秀逸だ。特にオチとか。
 今回の見所はあぎりさんの例のシーンくらいだと思っていたのだが、見事にその予想を外してくれた。恐らく、今回がギャグアニメとして見据えた場合頂点に位置する回だろう。原作未読だとぶっ飛び感が強すぎるし、そもそもまだ2話あるから断言するのは不適切だけど、これを超えるとは私的にはちょっと思えない。

 あとどうでもいいんだけど、没キャラってやっぱり結構胸あるな。1巻の紹介絵とミルキーベイベーで膨らみが見受けられたのだが、アニメだとより顕著に映っている。まあミルキーについては夢オチネタになったから根拠として微妙なんだけど、もし没じゃなかったらあぎりさん同様貴重な人員になっていたのかもしれない。

 このアニメは全13話だが、最終話をそれなりに締める話にすると仮定すれば、次回は最後の平常回だ。次回タイトルに入っていなさそうなエピソードは、もう望まない方が賢明だろう。
 まだまだアニメで見たいエピソードはいくつも残っているが、BDの業績的にOVAなどの延長処置はまず無いので、潔く諦めるしかないか。正直、ここまでアニメ化してくれただけでも御の字レベルだしね。