漫画感想:騎乗戦士モクバさん 第37話(最終話)

裏サンデー | 騎乗戦士モクバさん

 午年が終わったので連載終了ということらしい。かなりいい加減な終了理由から正確な事情はお察しだし、ラストバトルもやっつけ。だがまあ元々毎回爆発事故みたいな内容だったし、かなり前から目立ったやり残しも無い状態だったから円満な終わりと言えるのでは。

 この作者の作風はクラブサンデーでやってた前作で把握していたつもりだったが、中盤以降は当時より輪を掛けて酷くなってた。アングラ気味な媒体に来たから暗黒を垂れ流すことに躊躇がなくなったのかな…。ただし前作は明らかに消化不良っぽく見えた要素 (普通の人間の対怪人組織が顔出し程度の登場をしただけで終わってた気がする。)があったから、これでも構成の進歩はしてしまったのだと思う。やっぱり原作というか手綱付けてもらったほうが良いと思うけど。

 しかし、最近の裏サンデーは「iPhoneアプリのリリースが滞っているからスマホアプリ展開が出来ない」みたいなこと言ってるけど、本作の存在が審査に引っ掛かってたとかじゃないのだろうか…。そんな気さえ抱かせるようなどうかした作品だった。