アニメ感想:ガイストクラッシャー 第51話(最終話)「覚悟爆アツ盛り!さらばガイストクラッシャー!!」

 円満終了。1話を見た時は大丈夫なのかこれと思ったものだが、2話以降はそういう心配が徐々に無くなっていった。ここまで見ると1話だけ見て「主人公のレッカは何かと空腹にかこつけて苦戦するキャラ」だと思っている人を結構見たのが惜しまれる。

 全体の見所としては、各キャラの内面的な要素がしっかり突き詰められていたのがかなり大きかった。
 前述のレッカも蓋を開けてみたら中々良く出来たキャラ。ベースが熱血キャラの割に意外と柔軟性を持っていて、こういうキャラの短所になりがちな鬱陶しさなどが出ないようによく配慮されている。彼に限らず他の主要人物からもキャラ付けの丁寧さが随所で伺え、結果的に話の進行や掛け合いに中々のキレがあった。

 1話云々を置いといても、肝心のホビー作品としてはあんまりウケてなかったらしいのが残念。競合を考慮しない単独の要因としては、子供目線で重要なパッと見の格好良さには欠けたかもしれないことと、母体の最強ジャンプの単純な影響力不足あたりか。後者はこの先どうなるんだろうな。