漫画感想:少女政府 ベルガモット・ドミニオンズ 第21話(最終話)「ベルガモット自治領! 後編」

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 ストライクウィッチーズを強く意識*1した建国漫画が完結。
 この後編は事実上夢オチをやるためだけに用意された内容。そうした判断そのものと、夢の内容の詳細さから察するに、もっと連載が続けられていた場合に想定していた展開案を蔵出ししたものなのだろう。
 ソフィア戦死以外は結構現実的(無事停戦になったためソフィアが現実の年内に戦死するのだけはほぼ無理)で不吉な側面があるから、蔵出しなら別の場でやって、本編ページはもっと奇麗にまとめることに割いたほうが良かったんじゃないかな?まあ実際作中の先行きに含みを持たせたかった可能性もあるが。

 全体的な話で、私的に残念だったのは敵国アヴァロンの部分。彼の国は序盤からひたすら攻撃しかしてこず、クライマックスでようやく疎通が行われたと思ったら、相互の誤解が争いの原因と判明、即座に和平へ。これではバトル要素や話運びのためのご都合的な存在でしかなく、シナリオの浅さを感じさせた。唯でさえ殆どの回でパターン的にバトルしてたのに、その主要箇所のオチがこれではちょっと。
 こうなった原因はやっぱり、スト魔女のネウロイが似たような位置づけのため?何もこんなとこまで合わせなくても…。あっちは長期企画であり、「いつかはどうにかできる」という節があるから(褒められたものかは別として)あの扱いでもいいわけで、早期に完結してしまうような媒体には向いてない。
 前々から真相やアヴァロンの内情に迫っておき、可能ならもっと根深い敵対理由を用意するべきだった。政治部分は構成を結構頑張っていたのに、バトル部分が刺激と薄っぺらさが一緒くたの諸刃の剣で終わったのは本当に勿体ない。

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  1. この辺は作者自身公言したり、単行本の帯にアニメスト魔女監督の応援メッセージを貰っていたりしていたらしいので、かなり大っぴらな関係の様子。 []