アニメ感想:一週間フレンズ。 第1話「友達のはじまり。」


 記憶リセット系恋愛作品の、冒頭から急接近する確率は中々のものだな。お目に掛かるのは最低でも2回目、ひょっとしたら3回目。
 まあバカにしているわけではなくて、親密度を一気に崩す演出が最初に必要だからしょうがないんだよね。無理に他のアプローチで設定を出そうとしたらとっ散らかる。

 大事なのは目的がどうなるかだな。ただ親密になるだけじゃ1話のザマが限界なわけで、作品として終わるには彼女の記憶障害を何らかの形で乗り越える必要がある。それを面白くやってくれるかだ。
 過去に見た作品だと、主人公が脳科学者の父親(かなりの遠因だが彼も原因)に協力を仰ぎ、恋愛をしつつも障害の実態を突き止めて根本的な治療に向かっていたけど、本作はどうするかな?既に前提がそこそこのファンタジーなので、多少は荒唐無稽な路線でも構わないと思う。ただ、主人公の自己満足で終わるのだけは避けて欲しいな。ハッピーエンドじゃないっていうか、そのオチならこの1話だけで十分だから。