書籍感想:Aチャンネル.zip 「Aチャンネル」ビジュアルファンブック

Aチャンネル.zip 「Aチャンネル」ビジュアルファンブック (まんがタイムKRコミックス)Aチャンネル.zip 「Aチャンネル」ビジュアルファンブック (まんがタイムKRコミックス)

 アンソロジーだけでは飽きたらず、ファンブックも購入。2冊合わせた価格はキルミーの時の倍以上だが、内容は満足だからいいや。今更新品定価で買えたのも相当運が良かったようだし。
 ちなみにこちらはサイズがA4くらいなので管理に注意が要る。あと当然ながら、内容は原作2巻までのものしかない。ボリュームとしては十分だけど。


 構成は大きく分けて以下。キルミーベイベーでも同一だったので、この系列だとお馴染みのフォーマットなのだと思われる。

イラスト集

 カラー扉絵から販促用のイラストまで一挙掲載。加えて描き下ろしイラスト4Pと描き下ろし2P漫画、更に一部イラストのラフ画付き。
 1巻表紙のボツ絵が面白かった。トオル1人がバット持ってるだけなのは同じなんだけど、ボツ絵Aのポーズ(直立+正面斜め上からのアングル)は威圧感がありすぎて日常系漫画に見えない。まあ金属バット持ってる時点である程度逸脱してるんだけど。

キャラクターデータ

 フルネーム誕生日身長好き嫌い得意なもの家族構成のデータと、本編のシーン切り抜きによる性格解説。前者は漫画本編だと未出と思わしき情報多し。
 この内容でメイン4人が各6ページ、ユタカ、ミホ、先生トリオが各1ページ。

人気投票結果

 「嫁にしたいキャラは?」「妹にしたいキャラは?」だとかいろんなテーマがあってやたら詳細。基本的にユー子とトオルが優勢な傾向が見られる。

黒田bbロングインタビュー

 単独インタビュー形式で、ゲストは当時の担当編集Kさんのみ。以下一部質問項目に対する感想を少し。

デビューの経緯
 どうやらWeb漫画を描いていたらスカウトされた感じらしい。確かほぼ同期のカヅホ先生も持ち込みじゃなくて同人上がりだったような。中堅レベルの出版社だと精力的に作家集めする必要があったりするんだろうね。
 持ち込み系のレポート漫画見るとそこら中に持ち込みしてる描写が多いからなんか「黙ってても皆持ち込みに来る」みたいな錯覚しちゃうけど、持ち込み自体は大抵大手優先だからな。才能ある人は当然その段階で囲われちゃうんだろうし、うかうかしてられないよね。

トオルとバット
 トオルは掲載誌が違ったらもっと凄い凶器を持つことになっていたかもしれないらしい。許されるなら斧とかでも良かったとか。
 斧はないとしても、キルミーがもっと軌道に乗った後の登場だったら今とは違ったものを持ってたかもね。

登場人物
 全員この世の誰かがモデルになっているらしい。勿論まるっきりではなく、反映箇所は大まかな外見や性格とかに限られるそうだ。でないとトオルのモデルがヤバくなるし…。

私服描く回が得意
 女性らしいと思う。キャラのファッションって求められる技量の方向性が普通の作画と全然違うからね。私服固定もしくは私服描写を極力避ける漫画は多い。私も仮に作品描くとしたらそんな感じになるだろう。
 あまり関係ないけど、福本伸行先生の場合は本人やアシスタントの私服を参考に描いてると聞いた気がする。まあそもそもあの作風でファッションに注目するのはなにか間違っているだろうけど。

佐藤先生を出した理由
 作品の性質的に読者から歓迎されざる可能性を持つキャラなわけだが、ギャグの勢いを上げるのにどうしても男手が1人欲しかったため入れたらしい。私が読みだしたのは最近だから当時の空気は知らないが、特に顰蹙とか無かった感じで何よりだ。

タイトルの由来
 これはずーっと気になってたんだけど、「とくに由来は無いものの最初にタイトル案として思いついた。最初は担当に却下されたものの、後に出した候補がパッとしないままタイトル決定期限が迫ったため、もう担当も初期案でいい気がしてきた。」みたいなことが書いてあった。

 要するに、特に意味はないようだ。Aの意味は好きに考えてとのこと。なんだそれって感じではあるものの、シンプル故に改変して使いやすい*1し、あと穿った見方ではあるが、作品タイトルが五十音順で並べられる機会があると先頭側に来やすいという性質もある。まあ理由が無いなりに合理的なタイトル案だとは思う。たまに言われてる「るん→ゑ=え→A」とか、一応しっくり来る解釈もあるしね。

 私が反応したくなったのは以上だが、インタビューの質問項目はもっとある。興味があるなら読んでみるといいだろう。

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  1. 本編でも番外編でMチャンネルだとかやってるし、本作のアンソロでも「チャンネル」を起点にタイトルを考えている作家が多い。 []