漫画感想:猛禽ちゃん 第67話(最終話)「猛禽るい」


裏サンデー | 猛禽ちゃん

 唐突に同棲というハイレベルな進展で完結。しかし作者の前作「ゼクレアトル」のラスト…いや、あれのラストを前作にカウントしていいのかはちょっと分からない (本作の作画を担当していたが、途中で打ち切り扱いになり、以降は原作者側が単独で連載を強行して終わらせるという壮絶な手法が取られたため。)が、あれと雰囲気がそっくりな引きだな。なんだかんだ影響があったのか、単にたまたまなのかは謎だ…。

 しかし、どうにも印象に残るところがなかったなあ。世界観の独自性はかなり強かったし、そこそこハートフルだったと思うけど、週刊のラブコメとしては地味。画力はあるものの、手放しでキャラ萌えとかに発展できるような画風ではなかったし。
 初期状態の主人公は酷いチンピラで、それを調教する、みたいな無茶苦茶を序盤にやってた気がするのは忘れておくとして、毎回の掲載に安定した期待を抱かせるにはあと1,2歩、という感じだったな。次も裏サンでお目にかかれるのかは不明だが、頑張れば到達できる領域だと思うので是非頑張って欲しい。